1月
19日,
2022年
「リーダーシップ」というものを思う時(9)「社員は職場で何に燃えるのか?」
不定期ですが、
『「リーダーシップ」というものを思う時』
というタイトルで綴っています。
今日のテーマは
「社員は職場で何に燃えるのか?」
お付き合いをさせて頂いている経営者や管理職から
「最近の若者には、やる気が感じられない」
「指示待ち社員が多くて困る」
などの、社員や若者に対する不満を時々お聞きします。
確かにそう見えるのかも知れない。しかし私が若かった頃や新入社員時代を思い返すと、今どきの若者や社員は
「色々なことを、それも『深く』考えている」
と感じます。
言い換えると「本質」を掴もうとしている、ように思えるのです。
「会社や組織で働くことって、何だろう?」
「この仕事をすることで何が得られるのだろうか?」
「自分は周りの社会と、どう関わっているのだろうか?」
20代の頃の私には、考えも及ばなかったことに焦点を当てようとしています。
私も含めて、頑張っただけの見返りがあった時代に生きた世代は、上記の、純粋で一種、哲学的な問い掛けには、残念ながら、即座には答えられないのではないでしょうか?
「そんなこといいから、さっさと手を動かせ!」
「まずは稼げるようになってからだ!」
こんな答えを投げつけて、彼らの本質的な問いから、目を背けているように見えることも、少ないように感じます。
そこで、経営者・管理職、及び、社員や若い世代に向けて、私が思い付く問い掛けは
「これまでの人生で、あなたはどんなことに『燃えた』経験がありますか?」
仕事に限定されず、分野は何でも良いです。高校野球や山登りでも、ゲームでも。
受験でも資格試験でも。はたまた「大好きな彼女にどうしたらアタックできるか?」でも良いです。
何かに「燃える」経験は非常に重要だと思います。その人が持つ情熱の証であり、それによって引き出された行動は、何らかの教訓を与える。
そんな「燃える」ものを、見つけて欲しいです。
「今の会社の仕事は好きじゃないけど、将来は経営者になりたいんです」
こんな思いを大切にして、育てることで、職場で毎日過ごす意味・意義を見直すきっかけになると思っています。
そして経営者や管理職は、社員・」部下が「燃える」ものを見つける歩みに、ぜひ伴走してあげて欲しいです。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお