10月
15日,
2021年
「いちばん優しい事業承継の本」を読み進めながら(Day10)「後継者の育成(4)」
今日も昨日に続けて
「いちばん優しい事業承継の本」
を読み進めていきます。今日のテーマも
後継者の育成(4)
先日提示した下記の章立てのうち今日は、
「3.後継者の教育」
に焦点を当てて行きます。
章立て
0.はじめに(既に投稿済み)
1.後継者育成に向けての準備(既に投稿済み)
2.承継の指名(既に投稿済み)
3.後継者の教育
後継者の教育
章立て
1.後継者育成の教育体制
2.後継者育成を支える工夫
3.後継者自身が学ぶべき事柄
1.後継者育成の教育体制
教育方法には大きく分けて3つある。
(1)OJT
①経営者の補佐役として、先ずは経営者の指示に従って実践し。少しずつ支援レベル、そして委任レベルまで引き上げる。
実際の仕事を現実として、現場で現物を見ながら体得していく。現経営者にとっての注意点は、委任は放任では無い点。
②OJTは行き当たりばったりではなく、計画的に実施する。
③OJTで業務当たらせながら、後継者の能力やスキルのレベルを把握し、半年後・一年後などの到達レベルの設定や教育計画を立てる。
(2)OFF-JT
①外部機関を活用した教育。中小企業大学校や専門の研修会社を利用する。
②経営者同士の勉強に参加して、人脈を広げることも重要。
(3)自己啓発
①後継者自身が自らの弱点や関心事を自ら学ぶ。
②外部セミナーを受ける、書籍を読む、通信教育を受けるなど。
2.後継者育成を支える工夫
後継者一人を育てるだけではなく、それを支えるスタッフの育成も必要である。
(1)後継者の応援団づくり
①後継者の新体制でも経営幹部の育成も同時に進める。
②応援団には、後継者が自分の言葉でこれからの会社のビジョンを伝え、共感者を作り共に新会社の土台を創る。
(2)外部専門家とのネットワーク構築
①後継者が新社長として事業を進めていく段階も視野に入れて、外部専門家とのパイプは必要。
②外部専門家と話をするためには、自分の会社の全体像をきちんと把握する必要がある。
③外部専門家としては具体的に、経理関係は会計士・税理士、労務関係は社会保険労務士、訴訟関連は弁護士、経営全般であれば中小企業診断士など。
3.後継者自身が学ぶべき事柄
(1)コミュニケーションを中心とした対人能力
①社員とのコミュニケーション:社員の意欲を引き出す。組織の方向付けをする。現場との連携が増す。
②社外とのコミュニケーション:世の中の流れを把握できる。情報収集力の向上、他人の視点を持てる。
(2)問題発見と解決能力
①問題意識・危機意識・当事者意識、を持つ
②問題を発見したら「現地・現物・現実」を自分の目で確かめる
③ロジカルシンキング(論理的に物事を考える)を身に付ける
(3)方針(ビジョン)策定能力
①「事業計画書」を自分なりに作成してみる
②「経営革新計画」「知的資産経営報告書」を実際自分で作る
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
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