9月
23日,
2021年
「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」を読み進めながら(Day2)「新たな組織変革の手法『マネハプ』とは」
今日も引き続き
「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」
を読み進めて参ります。
今日のテーマは
「組織変革の新たな手法『マネハプ』とは?」
この著書は、この「マネハプ」についての実践方法を指南したものです。そこで今日はそのエッセンスをお伝えします。
章立て
1.重要なのは「内省と対話」
2.自分自身の経験から学ぶ
3.仲間との対話を通じて実践的な知恵を身に付ける
1.重要なのは「内省と対話」
(1)「マネハプ」とは「マネジメント・ハプニング」の略称で、管理職自らのマネジメント上の出来事から学ぶということで、ヘンリー・ミンツバーグ教授が名付けたもの。
(2)少人数のグループで「内省と対話」を、週一回など定期的に行う。これにより、何をすべきかが見えてきて、周囲の人たちと協力して業務を進めるようになっていく。
(3)全体の流れは、「経験→内省→対話→気付き→行動」というサイクルを回していく。
2.自分自身の経験から学ぶ
(1)特徴的なのは、誰かから何を教わる・習う、というものではないこと。
(2)参加者(管理職)が自らの経験や体験をグループ内で話す。
(3)「内省」とは、遭遇した「出来事(経験)」の意味を立ち止まって考え、そこにある新たな意味に気付くこと。この内省によって、自分のお思い込み・固定観念に気付く。この気付きが行動変容を促す。
3.仲間との対話を通じて、実践的な知恵を身に付ける
(1)内省は一人でも出来るが、自分とは異なる視点を持つ仲間との「対話」が効果的。
(2)対話をすることで、一緒に実践的な知恵を身に付けることが出来る。また、対話を通じて関係性が良くなり、それが職場全体へ広がる。
(3)職場と組織の改善は一気に進むのではなく、漢方薬によって徐々に体質改善が進むのと同様に、時間をかけて実現する。
つまり、最初は一人の力で始まった活動が波動効果を生んで、少しずつ職場を変容させることにつながるメソッドである。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお