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瀬戸内寂聴の「場所」展

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瀬戸内寂聴の「場所」展
作家瀬戸内晴美は 昭和48年11月14日、奥州平泉中尊寺で出家得度して、寂聴となります。
御歳88歳になられるが老いて増々ご活躍され、人々から「寂聴さん」と親しみを込めて呼ばれていることは皆さんご存知の事と思います。
寂聴さんの出身は四国徳島県。旧姓 瀬戸内晴美です。東京女子大学卒すぐに結婚して中国北京で暮らし戦後帰国して、夫の教え子と恋に落ち、離婚、その後処女作「痛い靴」で文壇にデビュー 作家瀬戸内晴美として活躍されました。

作品「場所」は瀬戸内晴美であった時代、幼少から出家得度前の寂聴さんに関わる14の場所を記憶と供にたどった代表的な小説(野間文芸賞受賞)です。

2009年4月25日から6月7日まで徳島県立文学書道館で 寂聴の「場所」展開催されます。この展示会の準備にちょっとだけお手伝いさせていただいたので ここでご紹介させていただきます。

小説「場所」は父の郷里香川県引田から始まり、母の古里、幼少を過ごした徳島から結婚後若い男と恋愛関係になる眉山さらには京都、東京と移り住んだ場所を再訪問して、その時々恋愛関係した男達との葛藤を描き生きる意味を探ろうとする私小説。
この作品が好きという読者が多いと聞きました。
私も読ませてもらって、なるほど共感出来る心に残る作品で、寂聴さんが関わった色々な場所を見聞するような想像力の膨らむ作品でもありました。

それそれの人には楽しかった場所、辛かった場所、人生の節目となった場所があると思います。そうした場所を懐かしく振り返り思い出させてくれるきっかけともなる小説だと思います。

1973年、中尊寺で得度して瀬戸内寂聴となって今年36年になります。
特に若い人たちに寂聴さんの瀬戸内晴美時代も知ってもらいたいと開かれるこの展示会、ゴールデンウイークの間開催されますので、是非、訪れてみてください m(_ _)m

徳島ひょうたん島クルーズ(無料)の新しい桟橋(船着き場)で徳島県立文学書道館に近い場所に「寂聴桟橋」が4月22日完成しました。また新町川水際公園に世界的な彫刻家・流政之氏制作の寂聴文学碑ICHHORAも同じ日落成しました。併せてご覧になってみて下さい。
#アート #伝統 #文化 #芸術

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Toshiaki Nomura
Toshiaki Nomuraさんからコメント
投稿日 2009-04-24 14:21

寂聴さんも晴美時代はスキャンダルの女王という感じだったと思います・・・。


波乱万丈の中で今の寂聴になったんですよね。
興味深い人生ですね・・・。

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ペガサス
ペガサスさんからコメント
投稿日 2009-04-25 09:39

新町川水際公園に建つ彫刻家・流政之氏制作の寂聴文学碑は流氏のアトリエのある香川県庵治の庵治石で出来ています。ちょうど低い鳥居のようになっていてそこを腰を屈めて通り抜けられる様になっています。


寂聴さんはこの碑をICCHORA(一張羅)と名付けました。
一張羅とは、一着しかない上等な衣服という意味で徳島の方言(いっちょら)です。

ICCHORAは眺める碑ではなくて 通り抜ける事で(気持ち的に)一張羅をまとって下さいという意があります。

流さんも寂聴さんも同じ86歳ということですが、とても若々しくお元気です。小説「場所」の中でも出て来ますがお二人は60年以上の友人でもあります。

今度行ったらICCHORAを通り抜けてお二人の健康と友情の「おっそわけ(方言?)」
をさせていただこうと思っています。m(__)m

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ペガサス
ペガサスさんからコメント
投稿日 2009-04-25 09:45

本日25日はあいにくの雨ですが26日まで徳島ラーメン博が開催されていますよ。

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