瀬戸内寂聴著「場所」にある「南山」と言う山
5月
5日
まずは作品の簡単な紹介から
作品は第54回野間文学賞(2001)を受賞した作品です。作品紹介から引用しますと、徳島、京都、三鷹、西荻窪、練馬、目白、中野、本郷…瀬戸内晴美が生まれて育ち、男を愛し、小説を書いて暮らした数々の場所。出家して27年、そして最後に一人たどり着くのは一体どこなのだろうか。73年中尊寺で得度するまでの瀬戸内晴美時代を、歳月を経て懐かしい場所を今再び巡り、土地の記憶をたどりながら、秘められてきた過去を明らかにした自伝小説。故郷はもちろん 両親の生まれた所や自分の住んだ所へ足を運びその場所に立ってみると、過去に思い込んでいたことが実はそうではなかったのではとわかってくる。過去を見つめ直し瀬戸内文学の「私小説」集大成となる意味深い作品です。
第一話は父親にまつわる話、タイトルは南山となっています。父親の出身は香川県引田町黒羽の人、その生家が残っていますがそこから見る南山というのがどの山か特定できませんでした。少し後になってある情報があって再度調べたら今写真の山がそうだろうという事になりました。寂聴さんは今年90歳になられますからお父さんの時代はおよそ一世紀以上前の話ということになります。駆け足で制作した作品ですから充分考察できないところもあり、これから少しずつ訂正していかないといけないと思っています。
写真は寂聴さんの父親の生家の前から見た南山
南山と言う言葉の意味として「長寿を祝う」意味もあります。
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投稿日 2012-05-05 11:33
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投稿日 2012-05-05 21:00
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