義理の従甥(従兄の息子)兄弟に赤ちゃんが生まれたので、
それぞれに絵本を贈りました。
赤ちゃんが生まれたら、必ず送る定番の二冊。
今回『かおかおどんなかお』が『じゃあじやあびりびり』と同じ小さなサイズに変わっていました。
赤ちゃんが舐めても破れない丈夫な本に変わっています。
2000円以下だと送料がかかるので、そうだ!!ぬり絵でもと検索したら、この本が出てきました。
注文した後に、二十四節気もあったことを知り、少し残念に思いましたが。
届いて一枚ぬってみました。
かなり無心になって、楽しめます。
よいお買い物でした。
箱庭作りをしたいと思っていましたが、
セラピストと一緒にしなければ意味がないようなので、ぬり絵にしました。
和菓子のアン 坂木司
光文社 (2010年04月)
単行本は絶版?文庫本化
図書館の書架で「和菓子」の題名と装丁に惹かれて借りました。
久しぶりに面白いと感じる作品でした。
和菓子の歴史や意味合いが伝わる愉しい作品です。
◇内容◇
やりたいことがわからず、進路を決めないまま高校を卒業した梅本杏子は、「このままじゃニートだ!」と一念発起。
デパ地下の和菓子屋で働きはじめた。
プロフェッショナルだけど個性的な同僚と、歴史と遊び心に満ちた和菓子に囲まれ、
お客さんの謎めいた言動に振り回される、忙しくも心温まる日々。
『地に巣くう』あさのあつこ
光文社(2015/11/18)
弥勒シリーズ第6弾。
◇内容紹介◇
この苛立ち、この焦燥、この憎悪、この執着。痺れる、江戸に生きる男たちの物語
剣呑で歪で異様な気配を纏う、同心木暮信次郎と商人遠野屋清之介。
互いの存在に揺さぶられ、激しい情動に疼く二人。
彼らの中に巣くう何かが江戸に死を手繰り寄せる。
ひとりの男の死から、二十年前に遡る
今は亡き父と向き合い、息子は冷徹に真実を暴く。
疼く、痺れる、突き刺さる
男は己の父とどう向き合うのか。
第5弾までは、購入したけれど、
これ以上、本は増やしたくないので、市立図書館で借りることにしました。
1月10日にリクエストしてから、3ヶ月待って、ようやく手にすることができました。
毎度のことながら、新刊本は、長い間待たなければ読むことができない文化の香らない市です。
面白い!!
本は増やしたくないけれど、欲しくなってしまいました。
今回は、三人の心内の描写が多過ぎでした。
おこまちゃんをはっきりと登場させると、
重い闇に光が差して、更に闇が際立ったのではないでしょうか?
『初ものがたり』宮部みゆき・著
新潮文庫(1999/09/01)
『本所深川ふしぎ草紙』宮部みゆき・著
新潮文庫(1995/8/30)
深川七不思議を題材に下町人情の世界を描く7編
片葉の芦、送り提灯、置いてけ堀、落ち葉なしの椎、
馬鹿囃子、足洗い屋敷、消えずの行灯
途中から登場する回向院の旦那が良い味を出しています
◇あらすじ◇
鰹、白魚、鮭、柿、桜……。
江戸の四季を彩る「初もの」がからんだ謎また謎。
本所深川一帯をあずかる「回向院の旦那」こと岡っ引きの茂七が、子分の糸吉や権三らと難事件の数々に挑む。
夜っぴて屋台を開いている正体不明の稲荷寿司屋の親父、
霊力をもつという「拝み屋」の少年など、
一癖二癖ある脇役たちも縦横無尽に神出鬼没。
人情と季節感にあふれた時代ミステリー。
一時期、柴田よしきさんばかり読んでいましたが、
最近は、宮部みゆきさんばかり読んでいます。
回向院(えこういん)の旦那と美味しそうな屋台の料理が味わい深い作品です。
『セラピスト』最相葉月・著
新潮社 (2014/1/31)
ちょっぴり知り合いの本好きの方のブログに書かれていた作品だったので、図書館で借りて読むことにしました。
◇内容(「BOOK」データベースより)◇
密室で行われ、守秘義務があるため、外からはうかがい知れない。呼称や資格が乱立し、値段はバラバラ。
「信頼できるセラピストに出会うまで5年かかる」とも言われる。
「心」をめぐる取材は、そんなカウンセリングへの不審と河合隼雄を特集した雑誌のある論文をきっかけに始まった。
うつ病患者100万人突破のいま、現代人必読のノンフィクション。
箱庭療法や風景構成法が使われなくなったのには、クライエントの増加と診療時間の短縮化にあると・・・なるほど。
セラピストやカウンセラーへの不信感は拭えない。
この夏、地獄を見た!!
それまでは、地獄のようなだったのが地獄へと変わった。
でも、地獄と思っていることは、未だ地獄のような状態なのかもしれないとも感じる。
この先、もっと凄まじい地獄が待っているのかもしれない。
それでも、生きていかなくては、命がある限り。
『泣き童子 三島屋変調百物語参之続』
宮部 みゆき・著
文藝春秋 (2013/6/28)
江戸は神田。
叔父の三島屋へ行儀見習いとして身を寄せるおちかは、
叔父の提案で百物語を聞き集めることになる。
事始の『おそろし』、事続の『あんじゅう』の次に
参の続が出ているのを図書館で見つけました。
今まで、主人公のおちかが何となく鼻に付いていたのですが、
『おそろし』がテレビドラマになったこともあり、今回はさらっと読めました。
魂取の池◇くりから御殿◇泣き童子◇
小雪舞う日の会談語り◇まぐる笛◇節気顔
百物語までには、まだまだ続きがありそうです。
内容紹介
ケチで冷酷で人間嫌いのがりがり亡者スクルージ老人は、
クリスマス・イブの夜、相棒だった老マーレイの亡霊と対面し、
翌日からは彼の予言どおりに
第一、第二、第三の幽霊に伴われて知人の家を訪問する
炉辺でクリスマスを祝う、貧しいけれど心暖かい人々や、
自分の将来の姿を見せられて、
さすがのスクルージも心を入れかえた……
ディケンズが贈る愛と感動のクリスマス・プレゼント
掃除をしていると、使っていない本棚から文庫本が出てきました。
『クリスマス・カロル』村岡花子さんの訳です。
村岡花子さんといえば、『赤毛のアン』シリーズで有名ですが、
私にとっては『少女パレアナ』『パレアナの青春』『スウ姉さん』の村岡花子さんです。
平成7年の85刷・・・20年前・・・義兄が帰省した時に持ち込んだ本でしょうか?
有名な本ですが、読んだことがありませんでした。
むかし、むかし、あるところに・・・ではじまり、
めでたし、めでたし。で終わるお伽噺のような本でした。
王道の本ですね。
現在は、2011年に新装版『クリスマス・キャロル』が出ています。
『つくも神』伊藤遊
ポプラ社 (2004/11)
内容(「BOOK」データベースより)
マンションの放火騒ぎの翌日、ほのかはエレベーターの中に、
こわい顔をした奇妙な置物があるのを見つけた
それ以来、ほのかと兄の雄一のまわりで不思議な事件が続く
ほのかはなぜか隣の家のおばあさんと土蔵にひかれてゆくが…
長い時を経て魂を宿した道具たち、「つくも神」の物語
本の検索をしていたところ、「伊藤遊」さんに巡り合いました。
はじめて読んだ作品は、随分前に遡るのですが、
『えんの松原』=夏休みの読書感想文の課題図書でした。
その本が面白くて、『鬼の橋』を続けて読みました。
その後、『ユウキ』を読みました←これは現代版ですが、とても面白い本でした。
伊藤さんの作品ならば、ぜひ読みたいと思い、図書館で借りることにしました。
今までの作品の中で、幼い気がしましたが、
それでも面白くて、あっという間に読了しました。
田園発 港行き自転車 上
宮本輝
集英社 (2015/4/3)
田園発 港行き自転車 下
宮本輝
集英社 (2015/4/3)
最初にケチがついた本だったけれど・・・
図書館にリクエスト予約しても、なかなか本が入荷しなかったので、
再び他のネット書店で購入しました。
今回は、汚れもなく届きました。
「上」を読み始めて・・・あまりの都合のよさに「やっぱり買わなくてもよい本だったわ」と
感じて、ガッカリしました。
「下」に入ると、追い風に乗って、すらすらと読むことができました。
この本に出逢ってよかった!!
読後は、爽やかな気分になりました。
最近の輝さんの本は、皆が幸せに向かっていると思います。
この本は、まだその幸せの途中で終わるのですが、
これからも幸せが続く安堵感があります。
この世の中、これほど、人と人が繋がって、すんなりと事が運ぶとどれほど素晴らしいでしょうね。
内容(「BOOK」データベースより)
絵本作家として活躍する賀川真帆。
真帆の父は十五年前「出張で九州に行く」と言い置いたまま、富山で病死を遂げていた。
父はなぜ家族に内緒で、何のゆかりもないはずの富山へ向かったのか―。
長年のわだかまりを胸に、真帆は富山へ足を向ける。
東京の暮らしに疲れ、仕事を辞めて、故郷の富山に帰ってきた脇田千春。
実家でふさぎ込んでいたが、親戚の中学生・夏目佑樹と触れ合ううち、自分らしさを取り戻していく。
父のいない子として生まれた佑樹は、不思議な懐の深さを持つ青年へと成長していて―。
富山・京都・東京、三都市の家族の運命が交錯する物語。
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