『僕は、そして僕たちはどう生きるか』梨木香歩著・理論社
群れが大きく激しく動く
その一瞬前にも
自分を保っているためにも
何と言っていいのか表現できないけれど、この本は、今の私の心の答えを封じ込めているような気がします。
集団から外れた個の魂を優しく包んでくれるような作品です。
改めて感じました。
2年前に出ていたなんて・・・梨木作品とは随分御無沙汰だったのですね。
『雪と珊瑚と』梨木香歩著・角川書店
強くたくましく人生を切り開いていくシングルマザーのビルドゥングロマン!
友人のオススメ本でした。
早速、図書館で借りて、昨日午後から読み始めて、先程読了しました。
ご無沙汰していた梨木さんの作品。1年前に出ていたのに気付かなかった。
◇あらすじ◇
珊瑚、21歳。生まれたばかりの赤ちゃん雪を抱え、
途方に暮れていたところ、
様々な人との出逢いや助けに支えられ、
心にも体にもやさしい、惣菜カフェをオープンさせることになる……。
梨木さんといえば、摩訶不思議な作品が多いのですが・・・。
読み始めは、扉が開かなくて、本を閉じたくなりましたが、
途中から面白さが加速して行きました。
くららさんに憧れました。
梨木作品にしては、摩訶不思議感がなく、円熟したイメージでした。
梨木さんも50を超え、
宮本輝さんの作品のように、幸せの域に達したような安寧の境地を感じました。
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