『ガールズ・ストーリー おいち不思議がたり』
あさのあつこ・著
PHP研究所 (2009/12/3)
単行本では『ガールズストーリー』副題が『おいち不思議がたり』になっています。
文庫になった時にガールズ・ストーリーが消えて『おいち不思議がたり』に変わっています。
もちろん単行本で読みました。
以前、先に続編の『桜舞う』を読んでいました。
図書館で、本を見かけることがなくて、ようやく出合えました。
人気ものさんでしょうか?
◇内容紹介◇
江戸を舞台に紡ぎ出した青春「時代」ミステリー。
主人公のおいちは16歳の娘ざかり。
江戸深川の菖蒲長屋で医師である
父・松庵の仕事を手伝い、忙しい日々を送っていた。
いつか父のように人の命を救える立場になり、自分の足で人生を切り拓いていきたいとの思いを胸に秘めて。
おいちが他の娘と違うのは、この世に思いを残して死んでいった人の姿が見えること。
この不思議な力を誰かのために生かせたら、と願うおいちの夢に、必死の形相で助けを求める女が現れる。
「助けて、誰か助けて……」。
あれは誰? どうして見えたの?
おいちのなかで様々な疑問が渦巻く。
そんなおいちのもとに、伯母が縁談を携えてやって来る。
その相手とは果たして……。
あさのあつこさんの描く江戸ものは、面白いです。
昨夜は、夜更けまで時間を忘れて読み進めました。
「為すべきことを精一杯為す」
それが生きるってことなのでしょうね。
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