【本】装丁に惹かれて『貴船菊の白』
10月
4日
貴船菊・・・秋明菊。
この単行本も、既に絶版になっている模様です。
祥伝社文庫では、この貴船菊の原種が普通の秋明菊の装丁に変わっています。
ちょっと、違うでしょ!!
内容紹介
<亡き妻との約束の地にて・・・/京都の四季を彩る七つの切ないミステリー>
秋になったら、いつかあなたが話してくれた、京都の紅葉を見に連れて行って――
亡き妻が語ったその地は刑事になって初めての事件で、犯人に自殺された因縁の場所だった。
刑事を辞めた男が十五年ぶりに訪れたとき、そこに手向けられていた貴船菊の花束。
白く小さな花は、思いもよらぬ真相を男に告げる……。
美しい京都を舞台に、胸に迫る七つの傑作ミステリー。
京都が舞台。
紅葉の天麩羅が登場します。
食べてみたいです。
京都を感じながら読み進めました。
懐かしい今出川通りが頻繁に登場します。
この短編集の中では、『幸せの方角』が好きです。
最近の図書館の本は、本を保護するためにラミネートコートされています。
すると長方形の本が斜めに流れて、菱形になってしまいます。
本が、ちょっぴり可哀そうな気分になります。