中国の旅を振り返って
10月
22日
2014年、2015年と中国東北地方を旅したことを思い出す。
満蒙開拓平和記念館のボランティアをはじめてすぐ。
旧満州があった中国東北地方を訪ねる
調査の旅に誘っていただいた。
何しろ勉強が嫌いだったから
基本的な世界史も日本史も頭に入っていなくて
満蒙開拓のこともよくわからずに参加した。
記念館の館長の寺沢秀文さんが
事前学習や現地でのガイドも手厚くフォローしてくださって
右も左もわからないままでも
なんとか皆さんについていくことができた。
満州国に渡った方の体験は直接何人かお聴きしていた。
手記もいくつか読ませていただいていた。
彼の地に降り立ったとき
開拓団の辿っただろう道を歩いたとき
唯一地域の方に許された日本人の墓地を訪ねたとき
当時日本の開拓団と接点があった
中国の方にお話を伺ったとき
その折々に自分の持っている知識や
これまでの経験をはるかに飛び越えたものが
自分の内面に流れ込むのを感じた。
記憶は薄れかけているけれど
あの時の感覚はまだ想い起すことができる。
「先に知ったものの責任」
寺沢館長はよくそう語られる。
ボランティアをはじめてしばらくは
その重みに耐えきれないと思うこともあった。
あれから8年。
人生の経験値が増えるたびに
彼の地に降り立ったことを
伝えていきたいと思うようになってきた。
来年は満蒙開拓平和記念館ができて10年を迎える。
少し振り返って記憶を記録にしておこう。
~.:*★今日の問いかけ★*:.~
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