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カイの家

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グンデル・ワヤンの続き

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グンデル・ワヤンの続き
 左側の撥が本来の撥であり木で出来ている。右側の撥は大きな音が出ないように作られた撥で、鍵盤にあたる部分が布で出来ており、近所から苦情が来ないようにという日本特別仕様の撥である。  このグンデルをやっている人は、だいたいバリ島に留学して習ってきた先生について練習をしている。そして、うまくなった人は、一緒に習っていた人たちと一緒にグループを組んで練習をする。
 グンデルは村によって、同じ曲でも弾き方が異なる。であるから、習う先生によって演奏のスタイルが違うのである。日本では、だいたいスカワティという村のスタイルを演奏する人が多く、あと、トゥンジュク・スタイルやウブドゥ・スタイルなどがある。
 実は、このグンデルを私はちゃんと先生について習ったことがない。私がグンデルを人前で初めて演奏したのは15年以上前で、スカワティで習ってきた人が音工場の発表会で演奏したいが4人メンバーがいないのでやってくれと言われ、発表会の3週間前に「ビモクロド」という曲のテープを渡されたのが最初である。テープを聴いて無理だと思ったが、なんと一緒にテープを渡された一人がテープから数字譜に起こして、メールにコピー&ペーストして送ってきた。すごい。会社で昼休みにテープを聴きながら起こしたという。私とは頭の構造が違う。ここまでやられては演奏しなければならないと思い、必死に練習し覚えて、合わせの練習において、なんとか、みなについていった。そして、一曲では物足りないということで、もう一曲「スカル・マド」という曲のテープを渡され、これも、またメールで数字譜が送られてきて、こちらは前日に一回合わせて、演奏会の本番を迎えた。本番はどうだったかよく覚えていない。私は左利きなので、何回か右手が演奏についていけなかったことだけは覚えている。  しばらくして、ウブドゥの先生について習っている人が「レボン」という曲を弾きたいというので、今度は五線譜に数字が書かれた譜面を渡された。これは、結局一回音工場での練習の前に合わせて終わった。そして、7,8年前にトゥンジュク・スタイルを演奏する人たちに誘われて、山梨のワイナリーで演奏するからと「ムランゲロー」という曲の譜面(10鍵分の線の上に点が打ってある)を渡されて演奏した。このときに、トゥンジュク・スタイルの「レボン」の譜面も貰ったので、「ムランゲロー」を覚えた後、ひとりで練習して覚えた。実はこのトゥンジュクの「レボン」はもう20年以上前に一度聴いたことがあり気に入っていたので、自主的に覚えたのである。ワイナリーで演奏後、一回練習に参加させてもらい、合わせてもらったことがあったかもしれない。その後、仕事も忙しく、他のガムランの練習にもなかなか参加できなくなり、グンデルはずいぶん疎遠になってしまった。
 こう考えると、私はすべて、譜面でグンデル・ワヤンを覚えたことになる。もしかしたら、左右別々に覚えてドッキングさせることが出来ないのは、これが原因なのだろうか?
#TV #ドラマ #ビデオ #映画 #音楽

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Toshiaki Nomura
Toshiaki Nomuraさんからコメント
投稿日 2009-03-22 23:22

民族音楽は楽譜に書いてはいけなものもあるみたい・・・。


どっちにしてもとても難しそう・・・!!

ワオ!と言っているユーザー

hiro
hiroさんからコメント
投稿日 2009-03-24 09:07

まあ、なんでも難しいよ。

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