彩磁真鯉文花瓶
7月
9日
ロイヤルコペンハーゲンの釉下彩にジャポニズムを取り入れたのは、アーノルドクローである。彼は、1880年代後期に浮世絵や日本の絵画をフランスのビング商会から購入し、いち早く釉下彩磁器の絵柄に取り入れたのである。実際、広重の「絵本手引草」などに描かれている魚をそのまま花瓶に描いている。この「絵本手引草」もクローはビングから購入している。
いろいろ批判はあるかもしれないが、私は深川製磁はロイヤルコペンハーゲンの作品をどこかで見て、この釉下彩の真鯉あるいは魚シリーズを制作をしたと考えている。
これ以外の写真も私の HP 彩磁真鯉文花瓶 に掲載しているので参考にしていただきたい。