Utanの公演に行ってきました。Utanは森の意味です。
前回のOmbak(うなり)の公演より音はクリアに聴こえました。今回は、お客さんが前の方にたくさん座っていたので、吸音されて音の明瞭度が上がったのかもしれません。また、ガムランにジェゴガンが入り、うなりもよく聴こえました。でも、ホーメイとコラボレーションすると、やはり、ホーメイのパワーの方がすごいです。なぜでしょうかね。やはり、身体から音を出しているからでしょうか。この音と張り合えるのはガムランではゴングしかありませんね。でも、よく共鳴しておりました。
山川さんの話ですと、イギルという弦楽器はヘッドが馬ですので、モンゴルの馬頭琴と間違われるようですが、ロシア連邦トゥバ共和国の楽器だそうです。モンゴル民族とトゥバ民族との間は諍いが何度かあり、仲が悪いそうで、馬頭琴と間違えると大変なことになるそうです。気をつけましょう。
今回の踊りは、バリの儀式で行われるトペン4つ(クラス、トゥワ、ダラム、そして、シダカルヤ)とルジャン(写真)、そして、クビャール・トロンポンでした。ルジャン以外はいずれもバリ人によって踊られました。
最後のシダカルヤ(Hirakegoma−Izumo)はとても良かったです。演奏もシタールとイギルそしてホーメイととても良く溶け合っていました。
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