上絵桐鳳凰文茶碗
4月
24日
時代は江戸中期です。でも、江戸中期っていつからいつまでのことを指すのでしょうね。適当に1750年頃とでもしておけばよいのでしょうか。根拠は、この茶碗の形がだいたい江戸中期頃のものだというところから判断されていると思います。
左下は見込みの絵付です。右下は蓋を上部から見たものです。
この茶碗には、染付は一切使われていません。金彩、赤そして、うすい紫で上絵付されています。素地も釉薬が薄くかけられ、かなり柿右衛門の濁手に近い白ですが、やはり、釉薬がたまって厚くなっているところはうすく青みがかっています。
金と赤そして紫を使うところなどは、古伊万里としてはなかなか珍しいものだと思うのですが、いかがでしょう。