記事検索

カイの家

https://jp.bloguru.com/kai

ブログスレッド

  • 危機と劇場

危機と劇場

スレッド
危機と劇場
 内田洋一さんの「危機と劇場」である。通勤中に読んでいた本で、先週読み終わった。昨年、出版された本で、東日本大震災後の演劇について述べられている。内田さん本人は、神戸に住んでいて阪神淡路大震災を経験した人だ。
 大学院の授業で公共ホールや劇場について講義しているので、タイトルだけで、なんとなく注文したが、いろいろと考えさせられる深い本であった。太田省吾、井上ひさし、蜷川幸雄、寺山修司など懐かしい名前もたくさん出てくる。まだ、現役の野田秀樹や別役実についても述べられている。
 第1章の最初「心の復興のためのヴィジョン」に出てくる阪神淡路大震災のときの体験談が良い。でも、ここでは敢えて、あとがきで述べられている最初の言葉を記しておく。
 「過去は未来である。なぜなら、破局は必ずやってくるものだから。この地上に新しいできごとはなにもない、そうであればこそ言葉を、劇を信じたいのである。」
#本

ワオ!と言っているユーザー

  • ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
    ログイン
  • まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
    新規ユーザー登録へ
ハッピー
悲しい
びっくり