これが、私が、本番に使ったジャガラガ村のジェゴガンである。撥も写真の撥を使うようだ。さすがに本番までには、下3枚に代用の鍵盤を付けてくれた。しかし本番前日、土曜日の練習では、この状態で練習をした。土曜日の午前中、村の人々が演奏していた時に、下から2番目の鍵盤が割れたそうで、新しく作るために、前後の1、3番目の鍵盤を持って、サワンの楽器工場へ持っていったそうである。そのため、午後、練習で使った私は、写真のような上4枚だけの状態でジェゴガンの練習をするハメになってしまった。
ガムラン・ゴング・クビャールは5音階なので、普通、ジェゴガンの鍵盤は5枚であり、下から順番に1,2,3,4,5と並んでいる。すなわち、日本で練習していた楽器はこの並びである。しかし、ジャガラガのジェゴガンは鍵盤7枚なので、5、1、2、3、4、5、1と並んでおり、現在、村では下2(5、1)枚はほとんど使っていないそうである。確かに、使っていないためか下2枚は、レゾネーターが割れて音が鳴らなく、また、調律も半音以上狂っており、使い物にならなかった。下2枚を使わないのはいいが、難しいのは、1の音が一番低いのではなく、2,3,4,5,1と並んでいるので一番高いのである。
最初、考えながら、叩いていたが、まあ、慣れれば、できるもんである。結局、本番も、2,3,4,5,1の並びですべての曲を演奏した。と、簡単に書いているが、わたしとジェゴガンでパサンガン(バリのガムランは唸りを出すために、ピッチが少しずれている楽器が2台対になっている)になっている人は、本番前、急に変更したので、大変だったようである。まあ、ぜんぜん音が出なかったので、仕方がなかったかな..
なお、参考にジェゴガンの前に写っているジュブラーグも7枚で(普通はやはり5枚で1,2,3,4,5と並んでいる)、こちらの並びは、4,5,1,2,3,4,5と並んでいる。
ということで、とんでもなく、ややっこしい楽器であった。2度と使いたくないな..
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投稿日 2014-07-23 16:34
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2014-07-23 22:03
ワオ!と言っているユーザー