友ヶ島へ向かおうと考えていたが、天気もいいことだし、沼島へ向かうことにした。 進路変更! 航路を横切るあたりでは、多くの大型船舶と遭遇する。 ついに、自衛隊艦までが・・・。 スクランブルコース? いえいえ、相手にもならないような猛スピードで、僕らの前を横切っていきました。 お勤めご苦労様です!
明日は、AM4:00集合。 海南の港を暗いうちに出航するつもりだ。 暖かい時期のREBECCAの航行は久しぶりだ。 足にはグランドキャビンを用意した。 定員10名、全高2285mm 巨大な車体のために、配ダクの照明を一部外して入庫した。早く寝よっと!
今日も洞窟は発見できなかった。 再度、計画を練って出直すことになりそうだ。 「お土産を持っていこう」 外間さんは、牧場のヤギのために、美味しそうな葉をたくさん集め始めた。 ジムニーのラゲッジルームいっぱいのご馳走に、ヤギ達も喜んだに違いない。
石垣の上は、少し広い場所があった。 数種類の花が咲いている。 どんなにきれいに咲いても、これまでの長い期間、人の目に触れることはなかったのだろう。ナタを持つ人力だけで進んできたが、人力では限界がある。 次回は、草刈り機を持ち込むことになりそうだ。
下りたり上ったり、ナタを振りながら前進する。 すると、人工の石垣のような物があった。 昔、この島の島民が多かった頃、畑や田んぼがたくさんあった。 この上は、畑だったに違いない。 身体から上る水蒸気で、画像が白くなっている。
小高い丘の頂上から、一番高い木に登って位置を確認する外間さん。 木上からは、浮原島や津堅島も見えるという。 外間さんは、3点支持ができるとは限らない場所で、身軽に動く。 僕にはできない。見守るのみ。 役に立たないなぁ。
いよいよ道が途絶えた。 ナタを振るって進むしかない。 ジャングルの植物は、複雑に絡み合っている。 大量のツタも、足に絡みつきやっかいだ。 不用意にナタを振り下ろすと、樹液を飛ばすウルシのような木もある。 こいつの樹液を浴びたら痒くて大変だ。 湿度が高く、身体から出る湯気で、レンズが曇る。
じめじめした地面には、腹の赤いヤモリが群れをなしている場所があった。 大慌てで逃げるヤモリを撮影。 こいつは毒があるそうだ。 こういう、じめじめした場所には、ハブも住んでいるに違いない。 大きな石の下は、覗かないほうがいい。