沼火山 【ボッケ】
11月
7日
先日のデリカD5に比べると、100倍頼もしい。
相棒が頼もしいので、地図も持たずに林道の奥深くまで入り込んだ。
トランスファーをローレンジに切り替えることも度々。
そんなことをしているうちに、沼湯(キンムトー)近くに、案内板を見つけた。
どうもこの周辺は面白そうだ。
ただし、案内板にはスズメバチとヒグマに注意と書いてある。
まあ、スズメバチはシーズンではないとしても、ヒグマは冬眠前の忙しい時期だ。
地図も持たずに来たのだから、クマ鈴もスプレーも、もちろん銃もない。
「まあ、いいか。(良くないか)」と、ひとりつっこみを入れながら、太陽の方角を頼りに本物の原野を歩く。
正面から激しく湯気が上がっている。
強烈な硫黄臭が立ち込める。
息苦しい。
沼火山(ボッケ)だ。
北海道では、大自然の中で酸欠になることもある。
ここは、まだマシなほう。