「1ドル=150円56銭~150円57銭」(2月21日)
2月
21日
21日の東京外国為替市場で、円相場は3営業日ぶりに反落でした。17時時点では前日の同時点に比べ38銭の円安・ドル高の「1ドル=150円54〜55銭」で推移しています。
日銀の<植田和男総裁>が21日、足元で進む国内金利の上昇に対応する姿勢を示しました。日本の長期金利が低下し、円売り・ドル買いが増えています。
<植田和男総裁>は21日の衆院予算委員会で、国内金利の上昇を巡り「急激に上昇するような例外的な状況では、機動的に国債買い入れの増額等をする」と述べ、騰勢を強める国内金利に対して日銀がけん制をしたとの受け止めが広がりました。国内金利の低下と歩調を合わせるように円売り・ドル買いが膨らんでいます。
もっとも円の下値は堅く、あすから国内が3連休に入るのを前に、21日の<植田和男総裁>の発言を材料視した円売り・ドル買いの持ち高を解消する円買い・ドル売りも入り、円相場を下支えしました。20日の米長期金利低下も円の支えとなっています。