「1ドル=151円62銭」
4月
2日
1日のニューヨーク外国為替市場で円相場は下落し、前週末比25銭円安・ドル高の「1ドル=151円60〜70銭で取引を終えています。円の安値は「1ドル=151円77銭、高値は「1ドル=151円40銭」でした。
1日発表の経済指標が米製造業の景況感の改善を示し、インフレの沈静化に時間がかかるとの観測が広がりました。米長期金利が大幅に上昇し、日米金利差の拡大観測から円売り・ドル買いが優勢になりました。
1日発表の3月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数は(50.3)と市場予想(48.1)以上に前月(47.8)から上昇しています。好不況の境目となる(50)を1年半ぶりに上回りました。
前週末29日に米連邦準備理事会(FRB)の<パウエル議長>は参加したイベントの討議で「利下げを急ぐ必要はない」との考えを示していました。市場では堅調な米経済を示す指標とあわせ、(FRB)による年内の利下げ回数が想定よりも少なくなる可能性が意識されています。米長期金利は前営業日比(0.13%)高い(4.33%)をつける場面があり、円売りに傾いています。