今年の読書(27)『皆殺し映画通信 死んで貰います』柳下毅一郎(カンゼン)
5月
2日
2022年の映画業界は、『 ONE PIECE FILM RED 』(187億円)・『すずめの戸締り』(145億円)・『劇場版 呪術廻戦 0 』(138億円)と史上初の 3 本もの邦画作品が興行収入 100 億円突破を成し遂げ、『シン・ウルトラマン』・『キングダム 2 遥かなる大地へ』と大型エンタメ作品がいずれも大ヒットを記録しています。
ロシアによるウクライナ侵攻、安倍晋三元首相銃撃事件、世界的なインフレ状況など、まさに激動の年でコロナ禍で日常生活を取り戻しつつある日本社会の空気とは裏腹に、日本映画界では明るいニュースが続いた一年だったと言えます。
『シン・ウルトラマン』・『東京2020オリンピック SIDE:A』・『東京2020オリンピック SIDE:B』・『夜明けまでバス停で』・『月の満ち欠け』・『大怪獣のあとしまつ』など35本の作品が取り上げられています。
イラストレーター<三留まゆみ>をゲストに迎えた「皆殺し映画放談」では「2022年ベスト10映画」を発表。またシリーズ10周年記念として『泣いて笑って豚ほるもん~LEGEND OF HORUMON IN GUNMA~』の監督<藤橋誠>との「まち映画放談」が組み込まれています。さらに「皆殺し映画10年間のベスト 10+1」が特別掲載されています。