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- 44億スイスフラン(約5200億円)の損失を計上@クレディ・スイス
スイス金融大手「クレディ・スイス」は6日、米顧客との金融取引に関連し、44億スイスフラン(約5200億円)の損失を計上すると発表しています。
米投資会社「アルケゴス・キャピタル・マネジメント」との取引とみられています。「アルケゴス」はヘッジファンド出身者<ビル・ホワン>氏の個人資産を運用する「ファミリーオフィス」で、「クレディ・スイス」は証券決済や融資といった取引サービスを提供していました。求められた担保の追加差し入れ(追い証)を実行できず、米「ゴールドマン・サックス」など一部金融機関が3月下旬に担保の強制売却に動きました。「クレディ・スイス」は担保の処分に出遅れ、多額の回収不能金が生じたもようです。
「クレディ・スイス」は3月に経営破綻した英「グリーンシル・キャピタル」との取引でもファンド閉鎖に追い込まれています。リスク管理の甘さが露呈し、経営幹部が辞任する事態に発展しています。
同じ米顧客との取引をめぐり、「野村ホールディングス」(約2200億円)や「三菱UFJ証券ホールディングス」(約330億円)、「みずほファイナンシャルグループ」(約100億円)などの多額損失の可能性が明らかになっています。「クレディ・スイス」の損失は金融機関で最大となる見込みです。
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