オマージュと蹂躙の違い。
3月
21日
自分で一から物語を作れない人間が、
ネームバリューだけ借りて搔きまわしたって、
良いものができるわけがないという
素晴らしいお手本だわな。
二次創作している人間が、
偉そうに言うのも何だけど。
でも、お借りするのであれば、
やっぱりそれ相応のリスペクトがないと。
単なるパクリじゃダメなんだよね。
これまた、「説得力」のお話。
3月
21日
取り戻すために戦っていたのに、
そのさなかで、せつなが
「永遠の眠り」についてしまった、
ということを描きたいなら、
もっとせつな自身が眠れないことに
苦悩する描写を入れるべき。
とわの前では強がって、
「平気だ」とか言っているけど、
本当は困っている、といった描写を
入れるべき。
その上で、
ようやく眠れたと思ったら、
それは「永遠の眠り」だった、
って展開であれば、
少しは泣けたかもしれない。
あのシーン、
泣かせに来ているのはわかったけど、
ちっとも泣けなかった。
あれで泣いたと騒いでいるファンの心理が
ちっとも理解できない。
感受性が豊かなのかねぇ……????
あのシーン、
声優さんはものすごく頑張っていたと思う。
だからこそ、白けてしまうというか。
ちゃんと「説得力」を積み重ねた上で、
あの熱演であれば、
ボロ泣きしてたかもしれないのになぁ……。
物語の広げ方と畳み方、キーアイテムの話。
3月
21日
それをどうやって畳むのかを
考えて話を作らなきゃいけない。
とりあえず書いてみないとわからない、
ということも多いけど、
それだって、
大まかな展開を見据えた上で、
必要だから書くわけで。
イメージを膨らますためにも、
まずは書かないと、ってことは
あるけど。
イメージを形にしてからじゃないと、
先に進めないことはあるけど。
それでも、
どうやって収束させていくかの
イメージを模索しながら書くべきだし、
収束に必要なアイテムは、
ある程度序盤で登場させるべき。
それが具体的に
どんな意味を持つのかの説明は、
後からでもいい。
だけど、
登場だけはさせなきゃいけない。
犬夜叉で、
四魂の玉が物語の最初から
登場していたように。
鉄砕牙が物語の序盤で
登場したように。
タカマガハラで、
勾玉や終末伝説が
最初から登場していたように。
あと、夜叉姫は、
無口で行動原理のわかりにくい殺生丸から、
感情表現の豊かな「りん」を
封じたことがひとつの問題だろうな。
邪見が説明役を担ってはいるけれど、
力不足感が否めない。
犬かごが、
「殺生丸、いったいどういうつもりで……」
「もしかして、殺生丸……」とか言ってくれればまだいいけど、
あの二人も封じちゃってるから、
行動原理を解明してくれるキャラがいないのよ。
何かを知ってるらしい時代樹の精霊でさえ、
ぱったり出なくなったし。
せめて楓婆ちゃんを
もっとうまく使えれば良かったのに。
そういう、キャラの配分というか、
使い方もめっちゃ下手なんだよな。
だから、登場人物の思惑が全部、
意味不明。
こういうことしちゃいけないんだなっていう、
まさに反面教師。
(いい加減、くどい 笑)
手法とエネルギー
3月
21日
続きを心待ちにさせる手法は、
誰でもやることだけど。
それをやるからには、
その後のストーリーで、
何かしら「納得」できるような
展開が必要なんだよね。
さらに深みにハマっていくための、
仕掛けが必要なんだよね。
読者や視聴者を
置いてけぼりにしないように配慮しながら、
次の展開へと引っ張っていく力が
必要なんだよね。
「説得力」と「謎」を駆使して、
引っ張っていかなきゃいけないんだよね。
「謎」という名の爆弾を
ひたすら仕込んで爆発させても、
それは成し得ないんだよね。
マジで夜叉姫は反面教師(笑)
効果的な「謎」のお話。
3月
21日
必要な「謎」ってさ。
え?なんで?どういうこと?
……ってだけじゃなくて。
これはもしかして、こういうこと……!?
それとも、こういうこと…!?
……って、あれこれ想像や妄想を
搔き立てられるような、
そんな「謎」をいうんだろうな。
そんで、次第に解明されて行くにつれて、
あっ、そうかっ……!!
だからあのときっ……!!
……って気づいて感動するような、
そんな謎を言うんだろうな。
だから、「え?なんで?どういうこと?」に
続く言葉が、
「は?意味わかんない」になったら
ダメなんだよ。
だから、「謎」を残しつつも、
少しずつ解明していかなきゃいけない。
謎をあちこちに散らかして、
ひたすら引っ張るんじゃなくて、
少しずつ「見せて」いく。
そうすることで、
さらに謎が深まっていく。
物語の深みにはまっていく。
あちこちに散りばめられたたくさんの謎が、
ひとつの「核心」に収束していく。
やがて、最後の「箱」が開かれた時、
物語が終わりを告げる。
そこからさらに、
新たな物語を展開したければ、
その箱の奥に、
新たな箱を作ればいい。
そしてそこから、
無限の空間につながるドアを開ければいい。
その先の空間に
無数の「鍵」を散りばめればいい。
無数の種を撒けばいい。
それが、読者を、視聴者を、
「惹きつける」ということ。
単にあちこちに「謎」を散らかして、
ドヤ顔をすることじゃない。
「宿題いっぱい残っちゃったwww
アハハっ♪」じゃないんだよ。
それはまるで結晶のように
3月
20日
「廻り舞台と紡ぎ歌」を書いていて思う。
「伏線」は生き物だと。
さりげなく置いておいた石が、
伏線となって生きてきた時には、
よっしゃ!って思う。
もともと回収するつもりで
意図的に置くこともあれば、
あまり意識せずに登場させた
アイテムやワード、ストーリーが、
後の展開の鍵になることもある。
意図的に置いた場合も、
それがどのような形で
ストーリーに影響を与えるのか、
細かい部分は
話の展開次第な部分があって、
絶妙のタイミングで
効果的に使えたときの手応えといったら、
たまらない。
適当に置いておいた石が、
さりげなく撒いていおいた種が、
どのように生きてくるのか。
どのように育って、花開くのか。
それは作者にもわからない部分があって、
これがまさかここでこんな風に生きてくるとは!!
こんな風に育ってくれるとは!!
と我ながら感動することもある。
作者の意図を離れて、
静かに育ってゆくもの。
根付いて、芽吹いて、
花開くもの。
それが伏線だと思う。
だから、それを育てるどころか、
乱暴にバラまいて、
踏みつけて、引きちぎる。
そんなやり方しかできない夜叉姫に、
ひどく落胆してしまった。
物語の真骨頂
3月
14日
「謎」と「結果」を結ぶ「過程」。
大河「麒麟がくる」だって、
「家臣である光秀が
主君である信長を討つ」という結果は、
誰もがわかっていたことで。
「どうして?」という謎に迫るために、
1年以上、放送を見続けていたわけですよ。
信長こそが麒麟を呼び寄せる名君だと
思っていた光秀が、
本能寺の変に至る過程。
それこそが物語の核心で、
それを知りたくて、
視聴者はずっと放送を見ていたわけです。
レイアースだって、
最終回で衝撃の事実が
明かされるわけだけど、
「そうか!自分たちが倒すべき敵は
エメロード姫だったんだ!!
よし、じゃあ、倒すぞ!!えいっ!!
やったー!!これで世界は安泰だっ!!」
……じゃないわけですよ。
主人公たちが信じていた価値観が
一気に揺らぐ中で、
「敵」を倒さなければいけないという葛藤。
そもそも、どうして自分たちが
異世界セフィーロに召喚されたのか。
どうして自分たちじゃなければいけなかったのか。
そういえば、エメロード姫は、
ただの一度も、「自分を助けて」とは言わなかった。
そのことに気づいたときの衝撃。
それは、「今まで」の積み重ねでしか得られない。
起承転結の「承」をないがしろにしてたんじゃ、
得られない。
昔、タカマ二次小説「それは蛍のように」の
執筆に行き詰まった際、
非常に参考にさせてもらった
サイトさんがあります。
私に起承転結の大切さを教えてくれた
サイトさん。
文芸ナイフ_ドラマをつくる
http://pearldiver.blue.coocan.jp/knife/sousaku/2kishou.htm
ここに書かれている「『承』のポイント」が、
夜叉姫は全くできていないのよ。
犬かごや殺りんが出てくる過去話が
一番の盛り上がりで、
それ以外の迷走っぷりというか、
雑さ加減がひどすぎる……。
次回が最終回だというのに、
全然盛り上がらない。
そんで、「変化」がご都合主義どころか、
さっぱり理解できないんだよ……。
理由付けの「り」の字もないんだよね……。
おまけに、「伏線」が
伏線になっていないのよ……。
「こういうの見せとけば、
視聴者は食いついて来るんだろ……?」っていう、
使い捨ての道具にしかなっていなくて、
物語を構成する大事なパーツには
なっていないんだよ……。
適当に種まいて、
忘れた頃に芽吹いても、
それを踏みつけることしかしていない。
ってか、自分で何を撒いたか
完全に忘れてるし、
育てるつもりも摘み取るつもりも
ないだろ?っていうね。
伏線を張ること自体が
目的になってしまっていて、
物語が収束していく兆しが見えない。
「ハイっ!種まいたっ!何の種だと思う?
〇話で明らかにするから待っててね!!」
「お待たせしました!!朝顔の種でした!!
ちゃんちゃん♪」
ってのを、ひたすらあちこちで
繰り返されている感じ。
芽吹いていく過程が、
朝に花を咲かせ、昼には萎む過程が、
全く見えない。
丁寧に水をあげる過程が、
やがて新たな種を育む過程が、
全く見えない。
「答え合わせ」が大好きな、
最近の若者向けの作品かと思いきや、
「犬夜叉」を知らない世代には、
余計に理解不能な設定や
世界観になっているからね。
古参のファンを
ターゲットにしているようでいて、
それだとあまりにも
視聴者を舐めすぎだし、
新規ファンを獲得したいと
考えている割には、
説明がなさすぎる。
何をしたいんだか、
全くもってわからんわ。
これほどまでに「核心」がない作品も、
めずらしいと思うよ……。
遠い道の先で
3月
14日
「読者や視聴者を惹きつける『謎』って大事」ってことを書いているけど。
昨日の夜叉姫見て思った。
だからって、謎を量産すればそれでいいわけではないわ。
夜叉姫、ここまで来たら最終回まで見るけどさ。
その内容次第な部分はあるけどさ。
でも、最終回が相当な出来で挽回してくれない限り、
2期があっても見ないよ(苦笑)
どんなに「謎」が残されていても、ね。
増え続ける「謎」が、
ちっとも魅力的ではないんだもの。
示される「答え」が、
あまりにも安直なんだもの。
それこそまさに、
使い捨てレベルに謎が量産され、
雑な答えが中途半端に垂れ流されていくんだもの。
どうやらサンライズさんには、
「謎さえあれば、親世代をチラ見させとけば、
視聴者がついてくる」という謎の自信がおありのようだ……。
昔からのファンを繋ぎとめることも、
新規ファンを獲得することも、
失敗していることにお気づきか……?
前々記事の料理の例を引き合いに出すとしたら。
全く煮込むこともせずに、
次々と新たな食材に手を付けられても、
料理は美味しくならないどころか、
全く完成しないし、
客はついてきませんよ、ってことなんだよな。
しかも、次々と珍しい食材や調味料を出されて、
「どう?すごいでしょ?」、「懐かしいでしょ?」とか言われても、
ぽっかーんなんだよな……。
その辺、サンライズさんは
もっと自覚してほしい……。
紡がれる音色
3月
14日
美舟の生い立ちをどうしようかなぁと。
大まかな設定はあるんだけど、
細かい部分を詰めなきゃなぁと。
当初の設定そのままで細部を埋めようとすると、
若干の矛盾も生じそうで。
微調整をしつつ、
詰めていかなきゃいけないなぁと。
ぶっちゃけ、大巫女の柊とは、
実の姉妹ではない設定です。
御影家で生まれ育った柊に対して、
美舟はどっかから御影家にやってくるイメージ。
でも、その「どっか」をどこにしようかなぁと。
平凡な家庭からやってきたことにしようと思ってたけど、
それだとちょっと無理があるんだよな……。
ある程度の地位がないときつい気がする。
でも、御影家には劣るけど、ある程度の地位の家庭って何だ?
それともやっぱり、拾われた子とかにしようか。
それもありかもしれないなぁ。
相変わらず、BGMはこの曲です。
琴線の糸に込める願い
3月
8日
タカマ二次小説執筆のBGMとして聴きまくってました。
ずっと、何の曲かわからずに聴いてたけど、
コメント見てるうちに、俄然興味を持って、
魔道祖師について調べてみた。
調べれば調べるほど、興味をそそられるけど、
仲間の裏切り?で一度死んじゃうとか、
血生臭い戦いやらグロイ妖魔?やらが出てくるっぽいので、
しばらくアニメは見れんと思う……。
ぶっちゃけ今、というか、
たぶん今の部署にいる間は、
その手の描写、特に視覚的な刺激は、
生理的に受け付けづらくなっている……。
普段の生活がストレスありすぎるから、
そういうのを受け付けるキャパがない。
コナンの「ピアノソナタ月光」のリブートも、
見たいのに見れん状態だからなぁ。
すごく好きな作品だし、
コナンの中でもすごく重要な話だし。
今の時代、トリックどうすんの!?
とか、気になるし。
犯人役の声優さんも好きだし。
けどなぁ……。
焼死とか、マジで受け付けんのよ。
……という状態なもんで。
魔道祖師も、アニメ見るのはキツイと思うんだけど。
でも、そのうち小説は読んでみたいなぁ……。