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猫の揺りかご Blog

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キャラの気持ちを信じる

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生きたキャラのお話。に通じるお話。

物語の中で、
どのキャラをどう動かすのか。

それを頭で考えるのは
すごく重要なこと。

考えなくちゃ、物語は動かせない。

時にロジカルに。
時にシステマティックに。

だけど、それだけじゃ物足りない。

作者の思わぬ方向に
キャラが動いてくれた方が、

物語がおもしろくなることがある。

正直、「え?そっち!?」って思うけど、
キャラの思うようにさせてみる。

そうすると、意外とおもしろい方向に進んでいく。

これこそまさに、
キャラが「生きている」ってことなんだと思う。

かの高橋留美子先生も、
犬夜叉のラストを描くにあたり、

かごめに戦国時代と現代、
どちらを選ばせるかで迷ったときに、

かごめ役の声優、
雪乃五月さんに聞いたらしい。

かごめなら、どうしたいかと。

戦国時代で生きていきたい、
という彼女の言葉を受けて、

かごめは戦国時代で
生きることになったとか。

私のタカマ二次小説「廻り舞台と紡ぎ歌」でも、

キャラの言動やストーリー展開を
あれこれ頭で考えている一方で、

時々、キャラの好きなように
動いてもらっている。

そうすることで、
物語が思わぬ方向に進んでいく。

昔はそうやって動いてくれるのは
那智だけだった気がするけど、

最近は他のキャラも
動いてくれてうれしい。

特に泰造は、

以前はコミカルなシーン以外では
動かしづらかったんだけど、

今ではシリアスな場面でも
よく動いてくれるようになって、

すごく頼もしい。

これも、「取り残された世界で君と見たものは」で
彼の深部に触れたおかげかなぁと。

キャラに生きてもらうためには、
そのキャラをよく知らないといけない。

半妖の夜叉姫は、
それができていないんだろうなぁと思う。

視聴者をいかに引っ張るかに夢中で、
キャラの気持ちに全く寄り添っていない。

凱風師匠のあんな死に方、
もろはが望んだの?

とわやせつながいるから大丈夫!!って、
本当にもろはがそう思ったの?

単なる制作者側の都合じゃないの?

とわが理久を好きなのも、
三姫が麒麟丸と戦っているのも、

殺生丸がやたらと「剛臆の試し」とやらを
やりたがるのも、

弥勒が修行に励んでいるのも、
りんが泣いているのも、

時代樹の精霊が桔梗の姿で現れて、
それ以降、全く姿を現さないのも、

重要なことを知っていておかしくないのに、
なぜかだんまりだったり、

意味深な発言は思わせぶりで、
実はとんちんかんな言動をする楓婆ちゃんも、

行動原理が意味不能な
麒麟丸陣営も、

全部全部、制作者側の都合じゃないの?

ちゃんとキャラの気持ちに寄り添えている?
耳を傾けている?

とてもそうは思えないけど。

だから声優さんも、
気持ちを作るのが大変だったんじゃないかな。

とわ役、「この音とまれ!」の妃呂先輩だと知って、
超おどろきだよ。

妃呂先輩にはめっちゃ好感持てるのに、
共感できるのに、キュンキュンするのに。

腹黒かった過去さえ、
切なくて狂おしいのに。

なぜとわには、
これほどまでに感情移入できないのか。

うん、わかってる。
脚本が悪いからだ。





#アニメ #レビュー #動画探索 #夢幻伝説タカマガハラ #小説執筆

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