ハルのブログ

この観音さんの前に立った時の第一印象・・お～こりゃまたかわいい、そして小さい。でした。次に思った印象は、あっ！歌手の天童よしみ、だ！ 実に素朴で土くさい観音様だ。だからこそ、身近に感じ、日頃の自分の中で救って下さる様な観音様だ。 小さいながらにも、しっかり脇手を持っていらっしゃる。 手元に置いて、日常的に手を合わせたくなる仏様だ。天童よしみ千手観音菩薩、と云う・・嘘です。

ベトナム・ハノイからやって来た、トノさんの知人が、テイクオフに行ってみたい、って事で車が出る。ならMTBも積んで上げてよ、横着いんちきMTB。 標高差500mのシングルを下る。ルン！ 上部からは見えなかった段差も、エ～イ行っちゃえ！・・ちょっとチョット、おじいさん、大丈夫？動体視力が追いつかないでしょう？ メガネもぶれて、益々視界が良くない。でも気持ちはえ～んだヨ。 赤シャツも転んだ！・・嘘です、こんな平凡な所で転ぶ訳ないでしょう？ヤラセです、ハイ。楽し～い！ルン。 ハノイからのお客様、夕凪の中を飛んで来た。日本で一本飛べた、いい思い出になったでしょう。

空気が怪しくなって来た・・・何処でも上がる・・嫌な空気。 １時間ちょい飛んだ。降ろせる内に降りよう。サーマルを避けた飛行に切り替え。 降りたいな、と思い始めてから15分、この時間はあまり気持ちは良くない。やっと地上の人に。やれやれ。 結局、75分の飛行。今日はもうこれ以上飛ばない。空気の状態と風向きが良くないから。 降りたら、赤シャツが酒粕を使った甘酒を作ってくれていた。この酒粕は、1月11日の中沢酒造蔵開きに頂いたもの。温まった！ありがとう。

さあ、行くぜ！っと云ったところで赤シャツが
「あっ！パンクしてる！」だつて！ヘロ。・・スローパンクだから今空気を入れて行きゃあいいさぁ、で事に。 今朝の登りはきつかった。40分、一番軽いギアで漕いだ。次のカーブが見える度に、カーブの先は傾斜が緩くなっていてくれ！願う。けど地道林道はまだまだ続く。ヘロ。初心者お嬢さんは体力あるから、僕を置いてガシガシ先行しちゃう、チェ。 シングルへの入口を間違えた。で、強行突破！赤シャツに、おバカ老人と言われちゃった。 ここからシングルに入ります、ルン。日本のMTBのコースには案内板もガイドブックも作らないのが不文律。何故なら、誰でも彼でもやって来ると、コースが荒れるから、またハイカーとのトラブルも発生するから。判っている人だけが来れば良い、そしてコース路面などを壊さないテクニックを使うこと、という世界。 路面を壊さないように、と赤シャツの実地教習中。ロードと自転車違って、MTBは三次元の動きが重要になる。前後の重心位置、左右のバランス、ブレーキングの量、タイミング、車輪を通す路面の位置、転倒の恐怖心とのせめぎ合い・・複雑だ。だから楽しい！
初心者お嬢さんも、日に日に上達している。しかしまだバームを楽しむ余裕はない。けどMTBの楽しさが最近判って来たみたい。
ひらりひらりとバームを楽しみながら、路面だけ見てすっ飛んで来ると、危うく倒木にガツン！だ。 舗装道路が近くなった。小川渡りの石は、滑るから要注意。

集合地(ランディング）の松田町の酒匂川河川敷まで、あと５分。富士山、スッキリ！やっぱり冨士は日本一の山！ 今朝は、松田警察署員から、2020年東京オリンピック開催に当たって、近く山北町を自転車ロードレース通過に伴うお願い事項と、テロ対策依頼のお話を。 今日の飛び仲間は、32名。バスが満員なので、今日も歩いてテイクオフに登った、歩き１時間。今日はカメラ持参を忘れた。飛行中写真はなし。（撮影：ハーモニー）　

午後の2時。相変わらずの長蛇の列。前売り券は16時入場分まで売り切れだと。 安易にやって来た入館希望者は、この長蛇の列に唖然としている。 入館を諦めて、この看板の前で記念写真を撮って帰る人も・・

「忘れえぬ女」イワン・クラムスコイ（1883年）76.1ｘ102.3cm 「北のモナリザ」とも呼ばれる人気作品。このモデルは？アンナ・カレリーナか？等議論がある。けど僕にはどうでもいい、じ～っとこの絵の前に立つと色々な姿に見えて来る。涙目の不思議も想像してしまう。日本来日８度目の人気者。断トツに「今日の一点」だけど・・・ 「月明かりの夜」イワン・クラムスコイ（1880年）178.8ｘ135.2cm 僕の目が引き付けられた箇所は、奥の月明かりが射し込んだ樹の根元。それと手前の蓮の花。クラムスコイ、やるな！って感じ。ルン。 「雨の樫林」イワン・シーシキン（1891年）124ｘ203cm この絵の前に立った時、湿気を感じ僕にも小ぬか雨が降っている様に感じてしまった。 「正午、モスクワ郊外」イワン・シーシキン（1869年）111.2ｘ80.4cm 主役は雲、だよね？ ロシアの大地って広いね！この絵を観た瞬間、以前ホキ美術館で観た、日傘をかざしたお母さんと幼女が砂浜の波打ち際に立つ絵を思い出した、その夏雲も素晴らしかった。あの絵は僕のお気に入りの一点・・誰だっけ？作者は、思いだそう！ 「鶴が飛んでゆく」アレクセイ・ステパーノフ（1891年）62.8ｘ112cm 鶴が渡って行く飛行を見つめる、この現実しか知らない貧農の子供達。「今日の一点」はこれにする。鶴に自分を重ねて見つめる子供達。 「秋の朝」グレゴーリー・ミャソェードフ（1893年）91ｘ72cm ホキ美術館で観る日本人画家の写実絵画とは何処かが違うぞ？細かなタッチなら日本人画家の方が繊細、けど実在感はこの絵の方が強く感じるぞ、何故だ？ 「樹氷」ワシーリ・バクシェーエフ（1900年）67ｘ89.5cm 今回の展示で気が付いた事、それは「白」の使い方。どの作品の白も淡白な白ではなく、輝きがある白色なのだ。その輝きが増すとピンクがかる白となる。 思い出した・・・第１回ホキ美術館大賞展（2013年）で特別賞を取った「海風を歩む」石川和男　162Ｘ97cm（100号）僕はこの絵、大好き！

テイクオフ横にある「チェックメイト・ゴルフ場」。ゴルフ場上空400m。 向こうの黒い稜線、一番高い所が大山だ。手前は秦野市。もう少し上げると、大山の向こうに東京が見えてくる。 東名高速道路と松田町、酒匂川。上空1200m。 大山が遠い。僕より80m高い所のN氏が丹沢に向かった！今日は丹沢はおろし風では？・・・まっイイか。信頼できるN氏に付いて行っちゃえ。アクセル、オン！ 丹沢方面、美味しそうなクラウド・ストリートが出来ているけど、ある程度行った所で引き返そう。N氏は極端に低くなっている。僕も帰ることを考えねば。どのルートで帰る？！ チキンの僕はここまで。これから足元の太平洋ゴルフクラブを越えて（実際にはこのゴルフ場上空は越えないで右側の高松山（写っていない）経由で行く）、その向こうにある黒い稜線を越えて、酒匂川に戻らねば・・・ 結果は、酒匂川のメインランディングに戻れなかった、ヘロ。ここは寄（ヤドロキ）の緊急ラン。エリア世話人のY崎氏、K坂さんも、ミッシーも、ニックまでも無事酒匂川に帰り着いたのに・・・僕の力はこんなもんよ、ヘロ。でもワクワクした楽しいフライトだった、ルン。