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私の”シアトル化”現象 2011年11月

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私の”シアトル化”現象

那須 桂子 JETRO


 2010年4 月後半から移住してきて、1年半以上が経ちました。海外に住むのはこれが初めてなので、いろいろ人から聞いていた「カルチャーショック」とやらを経験するのをドキドキしながら待ち受けていました。長い冬とシトシト雨にはさすがに「引きこもってやろうか・・・。」と何度かプチ鬱のようなものを経験しましたが、いまのところ、春秋会の皆様のお陰もあって「もう帰ってやるー!」というひどいショック状況には陥らずに済んでいます。
 そして、一年半以上が経ち、少しずつですが確実に私の中で“シアトル化”が起こってきているのを感じています。今回はこの場をお借りして、そんな“シアトル化”のご報告をさせていただきます。


1.スタバでの注文にこなれてきた!
   シアトルと言えばスタバことスターバックスですよね。日本でもよく行っていましたが、既存のメニューをそのまま頼むのが普通でした。例えば、「トール・ラテ下さい」。
 ところが、シアトルはさすがコーヒーの町で、皆さん、注文が多い・・・。 いちいち、ミルクがどう、シロップを足せ、フォームを多めに、とか。でも、 これこそがシアトルなのですね!コーヒーをとことん楽しんでやろうという気概なのだと思うようになりました。    
 最近の私のお気に入りのフレーズは以下。

  Let me get a “shot in the dark”, please?
→Shot In the Darkはドリップコーヒー(Dark)にショットを追加すること。Red Eyeでも同じ意味だそうです。徹夜明けに目覚ましとして必要な濃いコーヒー、というニュアンスだとか。これを頼むと、店員が「おっ。お前、コーヒーのこと知っているな」という顔をします。
    二日酔いのみならず、ランチ後の眠くてパンチが必要な時にもおすすめです。

  もうちょっと注文を多めにしたいときはこんな感じ:

  Can I get a Vanilla Rooibos Tea Latte, with whole milk, no water and half-sweetened?

→バリスタをやっていた友人に教えてもらったフレーズをそのまま借用。No Waterというのは、茶を浸すのに最低限必要なお湯のみを利用する、ということらしいです。Half Sweetenedは甘味料(多分砂糖)の量を半分にということ。ミルクが濃く、甘さ控えめのドリンクにしたいときに使えます。

 たまに口が回らずにかえって恥ずかしい思いをすることもありますが、こんな感じでたまに‘シアトル’ぶって楽しんでいます。

 ただし、未だに名前を正確に書いてもらえません・・・。
 「K, E, I, K, O」って言ったじゃん。「Okay!」って言ったじゃん・・・。
  スタバでの挑戦はまだまだ続きそうです・・・。



2.カフェで仕事(Wifi活用)
 シアトルにはスタバ、タリーズを筆頭にたくさんのカフェがあり、ほとんどの店で無料のWifiサービスがあります。しばらく住んでいると当たり前と思いがちですが、日本に一時帰国すると「ホットスポット」を探して右往左往したり、「ソフトバンク」の店を探してはその周辺でWifiを拝借したりと”Wifi難民”になりがちなことを考えると、米国の空港では必ずWifiフリーサービスがありますし、「米国って、とっても便利(Wifiに関して)!」と改めて思います。そして、そんなこともあって、朝から多くの人がカフェで勉強したり仕事をしたりしています。
  最初は、「人がたくさんいるところで仕事はねえ・・・。」と思っていたのですが、家では意外と別のことに意識が行きがち。カフェでは周りで仕事や勉強をしている人がいることが刺激になり、かえって仕事がはかどることが分かってきました。そして、特に雨や曇りで外が暗い日には、家にこもらずにカフェで仕事をしてみるというのは、これからの季節、プチ鬱予防に効くような気がしています。
 私のお気に入りは家の近くのVOXXです。歩いて行けてふかふかのソファもあって、音楽もジャズ等で静かめ。勉強や働いている人も多くて心地が良い空間です。そしてもちろん、コーヒーが「◎!」です。



3.シアトルクロスフィット
 シアトルは「朝が早いなあ」、という印象があります。業種に寄っては日本でも変わらないでしょうし、これはシアトルのみならずアメリカの特徴なのかもしれませんが、仕事が8時始まりのところが多いように思います。そして、仕事前に、早朝から湖の周りを走ったり、ジムに行ったりしている人をよく見かけます。「まったく、暗いのに朝から元気だなあ・・・」と思っていたのですが、意外とやってみてしまうと、気持ちがいいものだと分かってきました(未だに朝、ベッドから這い出るのに10分程かかりますが)。
 シアトルに来てから、近くのヨガに行くなどちょこちょこ運動を試してはいたのですが、あまり継続せず、ジムに登録しようかなあ、と思って主人に相談したところ、彼が5年以上こよなく愛し通い続ける「クロスフィット」をまず試してみないかと言われたのがきっかけで、4ヶ月前から週に2回、朝6時からクロスフィットジムに通っています。
 クロスフィットとは(以下、クロスフィットアジアのホームページより)、「機能的、実用的な全身運動で、しかもほとんどのトレーニングメニューが短時間で終わらせることが出来ます。外観だけでなく体の中から10の身体能力を改善・向上させることを目的としています:心肺能力、スタミナ、筋力、スピード、俊敏性、コンディネーション、バランス、動作の正確性、パワー、柔軟性」。
 ひと言で説明するのはなかなか難しいのですが、普通のジムのように、マシーンやウェイトを使って同じトレーニングを繰り返すのではなく、毎日異なるトレーニングスケジュールを1時間でこなし、体の一部分だけでなく全身運動を通して体を鍛えるものです。
 例えば、ある日のトレーニングでは、軽く200〜400メートルのランニングやストレッチをした後、以下のメニューをこなします。

 −500メートルのローイング
  (ボートをこぐマシーン。太もも等にききます。)


 −デッドリフト 15回
   (参考:デッドリフト wikipedia)
 −ボックスジャンプ 15回
  (参考:ボックスジャンプ)
 これを3セットできるだけ早く行う。
 毎日メニューは変わります。
 
 「懸垂や重量挙げのようなものなんて、私には別世界だし、そんなトレーニングをしていたら、ムキムキになってしまうのではないか・・・。ムキムキの人が行く場所であり、私には場違い・・・」と思い、かなり敬遠していたのですが、ジムにはかわいい金髪の女の子から年配の方達まで幅広い層の方が来ており、トレーナーもきちんといて、どのトレーニングがどの箇所を鍛えるのに効き、力がなければ無理なくトレーニングするための方法も教えてくれます。「もうだめ・・・こんなの出来ない・・・。」と思っても、周りが応援してくれたり、皆も苦しげにハーハーいいながらやっているので、「私だけがあきらめるワケには・・・。」という気持ちにもなり、精神的にも鍛えられている気がします。しばらく続けると、腕や足に筋肉がつくなど身体的な変化も感じるとうれしいですし(ムキムキにはなっていません)、そして何よりも、終わった後、達成感が満ちあふれます。

  クロスフィットはカリフォルニアで開発されたようですが、一番初めのジムはシアトルで設立されています。最近かなりの勢いで広まっており、日本にも上陸しているようです!

 ご興味のある方は是非お試し下さい。
 クロスフィットシアトル:http://crossfitseattle.com/


※朝6時〜7時のセッション(外は真っ暗・・・。)


4.雨用のブーツとコート
 夏もあっという間に終わり、ついに「どんより」「シトシト」の日々に突入したところでしょうか。噂には聞いていましたが、本当にシトシト雨が多いので、毎日傘を持ち歩かなくてはならず、「面倒だなあ」と思っていました。また、道路は舗装が悪く、ハイヒールで歩いているとヒールが道の隙間にはまってもうボロボロ・・・。始めはスーツにヒールで通していたのですが、郷に入れば郷に従え。おしゃれより機能が優先!町を歩く人を見習い、「マウンテンジャケット」や「雨用のブーツ」を購入。愛用しています。これさえあれば、この冬だってなんとか乗り越えてみせます。


5. 夏の太陽への執着とビタミンD生成
 先日シアトルに5年住んでいるという日本人の方と知り合い、お話をしていたら、「冬にサンディエゴ等に行くと、最初は、“ああ、太陽だ!”とうれしくなるが、5時間もすると“うわ、まぶしいわ・・・。もういいわ・・・”という気分になる。」と言っていました。5年も経つとシアトルのこの暗いジメジメした雰囲気さえしっくりとしてきて、太陽がうっとおしくなったりするのでしょうか。これには驚きました。
 この方はかなりまれなケース(個人的な分析)だとして、夏になると、シアトルの人たちが太陽を浴びたくてうずうずしているのがよく分かります。「この日のために我慢をしてきたのだ!この日の為にシアトルに住んでいるのだ!」というように。そして、「確かに太陽は出ているけど、そんなに暑くないですよ・・・」と思うような日でも水着で芝生に寝転がってビタミンD生成に励んでいる人々をよく見かけます。
 去年の夏はあまりに涼しくて、水着は論外、キャミソールも短パンも履くことはなく、夏用の7部袖か長袖のシャツを探してMacy’sなどを右往左往し、「ああー、せっかく夏物を日本から持ってきたけど無駄だったなあ。」とがっかりしていました。
 ところが、8ヶ月の長い冬を一度経験したところで、今年の夏はあまりにも太陽が待ち遠しく、太陽が出ている日には、少しでも外に出て太陽を浴びようと強欲になっている自分に気が付きました。そして、「少し寒くても、歩いていればなんとかなるさ」とキャミソールと短パンでボランティアパークに日光浴にも出かけました。
 日本では考えたこともありませんでしたが、「ヒトにおいては、午前10時から午後3時の日光で、少なくとも週に2回、5分から30分の間、日焼け止めクリームなしで、顔、手足、背中への日光浴で、十分な量のビタミンDが体内で生合成される(Wikipediaより)」そうであり、ビタミンDが不足すると、体がだるく疲れやすくなったり、肩こりや腰痛がおこりやすい、うつ的な状態が続く、歯や骨が弱くなるという症状を引き起こすこともあるとか。これからの季節の「プチ鬱」を防ぐべく、ビタミンDサプリも服用中です。笑。


 その他にも、「マウントレニアが見えるとうれしくなる(富士山を見た気分になる)」「ハイキング、カヤック、バーベキューなどのアウトドアを楽しむ回数が増える」などがありました。
 今年の冬、「アフターファイブにスノーボード」を始めたら、また一歩シアトル化だな、と思っています。皆さんはどんな“シアトル化”をしていらっしゃいますか?
#暮らし

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