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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(26)『潜伏』仙川環(小学館文庫)

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今年の読書(26)『潜伏』仙川...
著者は、2002年に<第1回小学館文庫小説賞>を 『感染』にて受賞し、その後2005年に文庫本化されています。
2作目からの『転生』、『繁殖』、『再発』、そしてこの5作目の『潜伏』とも、すべて小学館文庫のための書き下ろし作品です。

大阪大学大学院医学系研究科を卒業、日本経済新聞社に就職し、医療技術・介護・科学技術等の取材をしながら、『感染』受賞を契機に作家に転身の経歴です。

小学館文庫の5冊以外にも著作はありますが、どれも医学ベースの作品で、経歴に裏打ちされた記述は、面白く読める作品ばかりです。

この『潜伏』は、アルツハイマー病の患者が連続して殺される事件を発端に、叔母の死に疑問を抱いた35歳の独身女性が真相を突き詰めてゆきます。
自分の暗い過去の経験から正義感に燃える女性と、叔母の担当医だった医師との関連を含めて、質の高い医療ミステリーに仕上がっています。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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エメラルド
エメラルドさんからコメント
投稿日 2012-02-28 08:41

医療ミステリーという分野は、馴染がありませんが、ちゃんとした知識に裏付けられたミステリーは読みごたえがありそうですね。

ワオ!と言っているユーザー

ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2012-02-28 17:59

結構医療ミステリー物は多く出版されている分野です。
違う分野の世界は、興味もあり面白く読めますね。
また医療ミステリー作品、紹介したいと思います。

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