148缶2回目 さっぱりして食べやすいツナ缶 ホテイ・ツナカルライト1/2の実食
9月
4日
こんなツナ缶です
■おねだん
ふつう(3缶400円前後)
■魚の種類
キハダマグロ(ライトミート)
■液汁の種類
油入り水煮(さっぱりタイプ)
■身のほぐし方
やや細かいほぐし肉
■おすすめの食べ方
このツナ缶に関してはどうやって食べても美味しいので
自信を持って挑んで欲しい
☆解説:そのままで食べやすいオーソドックスな油入り水煮
90年代に発売されたホテイの国産ツナ缶で、ヘルシー路線をゆく製品。油漬缶・ツナカル(No.84)とは、使用する油の量と下味の違いで差別化を図っている。
油の量を半分にしているからツナカルライト1/2。2020年ころにマイナーチェンジして、由比缶詰所OEMになった。
ヨドバシで購入できる。スーパーの実売価格は3缶298~398円程度だったが、最近(2022年上期)は498円をつけることもあった。
マイナーチェンジの変更点として、原材料の組成が変わったのと、製造元が由比缶詰所になったのと、カルシウムの含有量をうたわなくなった。パッケージは瓜二つ。初出はFor Extremeで、148番を与えていたが、JANコードが変わってないためレビュー番号は148番を踏襲する。2021.6製造。
☆缶を開けたところ
似た価格帯の油漬缶と同じような身の大きさ。開けた時の香りが引き立つ。
油入り水煮ながらパサパサ感や生臭さとは無縁で、さっぱりした口当たりを持つ。シーチキンLフレーク(No.08-6)同様に単体で味が完結してるタイプのツナ缶といった趣き。
加熱非加熱どちらの料理にも、単純な油漬缶のリプレースとして使える。油漬缶から入れ替えることで、全体的にさっぱりした印象を付加できる。
ノンオイル青じそに和えると更にさっぱりさが際立って冷たい料理に際立つ。生臭さが厭らしくないこの一点で推す価値はある。
☆余談
学生時代、まだツナ缶に関する知識も興味もなかったころ、この「ツナカルライト1/2」によって兵糧を支えられていた。
恥ずかしい話だが、学生時代の私はあまりにも金がなかった。給料で家賃固定費学費を払えば、可処分所得(医療費もここから)は諭吉も残っていないような生活だった。切り詰めに切り詰めた中、ぜいたく品として最後に残ったのが「3缶198円で販売されるツナ缶」。
貧乏学生にとって唯一のたんぱく源。その3缶198円のツナ缶でも味を求めて、様々な銘柄、様々な店舗を巡った結果、某店でたまに安売りされるツナカルライト1/2を指名買いし続けるようになった。シーチキンより一回り安く、そのまま食べる適性が高い。そのうえシーチキンになんら劣らない味がするツナカルライト1/2は、名実ともに救世主として台所に君臨していた。
そういう時代があったのだ。2022年となっては国産ツナ缶を3缶198円で手に入れるなど到底無理な話、298円でも見つけるのに苦労するが、そういう時代があったのだ。
この思い出が就職に伴う静岡引っ越し後に残っていたからこそ、静岡の有り余るほどに多様なツナ缶に目を奪われたのだと、私はそう考えている。
各種評価・スペック
・グレード ★★★☆☆ 3.0
・価格 ★★☆☆☆ 2.8 #136円/個
・味覚評価 ★★★★☆ 4.0 #私にとっての「普遍的な味」
・入手性 ★★☆☆☆ 2.0 #静岡ローカルスーパー、ホテイ直販、ヨドバシなど
・原産国 国産
☆スペック
内容量 70g
118kcal/缶 食塩相当量0.6g
原材料 きはだまぐろ、大豆油、鶏ガラスープ、食塩/調味料(アミノ酸等)
JAN:4902511009854 製造固有記号なし
販売者 (株)ホテイフーズコーポレーション(静岡県静岡市清水区蒲原4-26-6) 製品ページ
Tuna canning review No.148-2
ツナ缶スーパーリンク!!
・(No.134)マルハMSCツナフレーク
→どこで売ってるの。
・(No.102)ベージュのミヤカン
→かなりうまくて気に入ってるが、入手性に難。
・(No.53)駒越食品ライトツナフレーク
→ながらく価格破壊のツナ缶として地元住人に親しまれてきたが、21年6月に価格改定。100円を切る価格は鳴りを潜めた。