はごろもフーズ シーチキンLフレーク・オイル不使用のレビューと解説
10月
24日
水煮と油漬のいいとこどりを目指した48kcalシーチキン
はごろもフーズが2018年8月末より販売開始した新顔のシーチキン。
プレスリリース_(アーカイブ)をかみ砕くと、油を使わず油漬缶の味を再現することで、水煮にあった食味の悪さ(キシキシ感)、油漬のカロリーという二大欠点を克服し、「水煮より低カロリーで」「油漬缶並の食味」を目指した製品である。タンパク質据え置きで水煮缶(素材そのままシーチキンLフレーク)より1gあたりのカロリーが低いため、よりアスリートに適しているように見える。
ツナ缶ブログが着目したいのは、どのようにして「油を使わず油漬缶の味を再現」を行ったか、という点だ。通常、ツナ缶は油の含有量比例して食味がよくなり、減ればキシキシしてくる。油入り水煮・野菜スープ漬は中間をとって食味のバランスを保っている。
(かもめ屋のように、超ハイスペックな原材料を使えば水煮缶で油漬缶を超える食味を発揮することができるが、例外中の例外だ)
本製品には寒天が入っている。寒天。シーチキンアスリートやカラダを応援シーチキン(No.21)にも含まれていた。これらの製品では身に含まれるDHAの溶出を防ぎ無駄なく摂取することを目的に使用されていた。
つまり、寒天で液汁を固まらせてしまえば、まぐろの身に含まれる脂分が液汁に溶け出すのを防げるから「油を使わず油漬缶の味を再現」できる。そういう原理だろうか?
考えるより、手元にあるのだから、実際に開けたほうが早いだろう。
日本坂PA上りのファミマで購入したが、9月以降は静岡市内のスーパーでもちょくちょく見かけるようになった。2018.7製。
缶を開けたところ
「身が固められている」という印象はない。ほぐれ具合もシーチキンLフレーク相当。
なるほど、油漬缶の味に寄せてある。下味の塩気が強い。水煮のキシキシ感は目立たず、油漬よりカロリーは低い。
お茶漬けに投入しても脂身の溶出はみられなかった。
炒め・焼きなどの高温調理はまだ未知数だが、通常の煮物やサラダにおいて充実した油漬缶の代用品になりうるかもしれない。
☆各種評価
・グレード ★★★☆☆ 3.0
・価格 ★★★☆☆ 3.3 #194円/個 定価
・味覚評価 ★★★☆☆ 3.0 #比較的味は良い
・入手性 ★★★★☆ 3.5 #販路は広がりつつある
・原産国 国産
☆スペック
内容量 70g
48kcal/缶 タンパク質11.6g 食塩相当量0.6g
原材料 きはだまぐろ、食塩、寒天、野菜エキス、昆布エキス粉末 / 調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉)
JAN:4902560001113 製造固有記号SO28
はごろもフーズ株式会社(静岡県静岡市清水区島崎町151)
Tuna canning review No.120
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