《 雅羅・/・襍録〝定点観察Ⅷ〟❖ ’24-135 》

クゲヌマラン(鵠沼蘭) ラン科(Orchidaceae)
学名:Cephalanthera longifolia (L.) Fritsch

《 泉の森に見られる草花〝4月花XXXVII〟❖ ’24/04/21 ❖ 》
クゲヌマラン(鵠沼蘭);絶滅危惧ll類
クゲヌマランは、1936年に新種として発表された。
発見地が神奈川県藤沢市の鵠沼地区で和名とされた由。
環境省のレッドリストにあるが、各地では増えている。
泉の森で以前より開花を遠目に観てきた場所がある。
ギンランと観ていた中にクゲヌマランも居るとは聞いていた。
遠目にみて一色単にギンランと見ていたのは安易過ぎ、反省。
それにしても銀蘭・笹葉銀蘭・鵠沼蘭が入り乱れてるのは驚きだ。
丁寧に観察すれば違いは見い出せよう。
葉にしても鵠沼蘭は銀蘭に比べると細長くササバギンランに近い。
がしかし、笹葉銀蘭の葉は薄く軟質。
対し、クゲヌマランの葉はやや皮質で鈍い光沢がある。
特徴とされる距の長短だが、個体差があるだろう。
銀蘭にも距が発達しない個体もある。距の有無のみで特定はできない。
複数箇所の形態的特徴を観て判断しないといけない、と思うが・・。
更に、銀蘭がほぼ横向きに花を咲かせるのに対して、
鵠沼蘭は、やや上向きに花を咲かせあまり開かない。
だが見れば見るほど簡単には識別できない(素人ゆえに)。
鵠沼蘭・銀蘭・笹葉銀蘭を比べると(キンラン属の白い花)、
よく云われる距は、花を横から観察するとわかりやすい。

クゲヌマランの距は非常に短く、目立たない。
ギンランの距は長く突き出て目立つ。
ササバギンランの距も目立つ。

来年に向かって、より深く学ばねばと思う。

「令和陸年(皇紀2684年)5月14日、記」
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