《眼福(167)“7月の泉の森(10)!?!”❖21-201❖》

オオニシキソウ(大錦草) トウダイグサ科(Euphorbiaceae)
学名:、Chamaesyce nutans (Lag.) Small
Euphorbia nutans Lag., Euphorbia preslii Guss.
《泉の森の野草(10)❖2021/07/15❖》
オオニシキソウ(大錦草);
ニシキソウの仲間は花が肉眼では見つけられないほど小さいが、
このオオニシキソウは3~4mmと大きい。
そのほか近縁種には イリオモテニシキソウ 、 シマニシキソウ がある。
これらは、30~50cmと背が高くすっと立つ。
ニシキソウ 、 コニシキソウ は背丈が低く、地面に這いつくばる。
茎は淡紫色を帯び、直立または斜上し、葉は長楕円形。
夏咲く杯状花序は線体の付属片がよく発達して大きくなり、白い花弁のように見える。
以前ブログルで以下の様なことを記した。
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普段よく通る近くの公園、野草が伸び放題。だがこの季節、見違える表情を見せる花。
「オオニシキソウ」ルーペで覗いてみないとよくわからないほど可愛い。
日本の在来種であるニシキソウ(錦草)は、昨今近間では、全く姿を見なくなった。
明治時代に北米原産のオオニシキソウ(大錦草)とコニシキソウ(小錦草)が帰化。
近年では、帰化種が在来種を圧倒しているんか!?!
白い花弁に見えるものは蜜を分泌する腺体の付属体(杯状花序[cyathium])で花弁ではない。
雌雄異花で、雌花は雌蕊1個、雄花は雄蕊1個だけからなる(雄花の付け根、継ぎ目がある)。
雌花1個と複数の雄蕊が苞葉でできたカップの縁に白い花びらのようなものがつく。
カップの出口を塞ぐように緑色の腺体が取り巻いている。
なんとも風変わりな花序を持つ花で、見ていて飽きない。
*     *     *     *     *
今年は、今咲いている。2014年では、晩夏・初秋に咲いていた。
日本には明治期に渡来。時代とともに微妙に変異する。記録とは大切だ。
コニシキソウは地を這って広がり、全体に小形、茎や葉に毛が多く、果実にも毛がある。
「令和参年(皇紀2681年)7月21日、記」
#植物

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