《雅羅・/・襍録〝横長の花〟❖ ’24-205 ❖》

ウバユリ(姥百合) ユリ科(Liliaceae)
学名:Cardiocrinum cordatum (Thunb.) Makino 
森の原っぱで今の季節、存在感を見せる。
なんとも幽玄な世界。
光と暗。明るい部分のところには、オオブタクサに覆われ見苦しい。
今年は、きれいに抜かれていた。森の協力者の面々が処置してくださったようだ。
感謝。
散策路のすぐ脇に見せてくれる。徐々に散策路に迫って来ているようだ。
山野草園にも静かに姿をみせていた。
《 暗い林床に魅せる〝ウバユリ〟7月草花ⅩⅩ  ❖ ’24/07/20 ❖ 》
ウバユリ(姥百合); 在来・日本固有種
ウバユリの和名由来は、花の咲く時期に歯(葉)が枯れてくる事を語呂合わせした。
関東地方以西〜九州の藪の中や山中の木陰に生える。根は茎の下部から多数でる。
鱗茎(球根)は、葉柄の下部がふくれたものであり、茎は直立する。
若苗は根出葉だけだが、年を経て鱗茎が太ると大きな茎が伸び50〜100cmに達する。
茎の下部に長柄のある葉を輪生状に5~6個かたまってつける。
葉身は長さ15~25㎝の卵状楕円形、網状脈、基部は心形、先は鈍形。
下部の葉の先に茎を高く直立し、その頂部付近に花を1~8個、横向きにつける。
茎は中空、無毛、茎葉は小さく、中部に数個つく。
花をつける頃、もとの鱗茎はなくなって、根もとに新しい鱗茎ができる。
茎の中部に5〜6葉が集まってつく。葉ははじめ縦にまいているが、
広がると卵状心形で長柄があり、基部は太い。
葉身は長さ15~25㎝の卵状楕円形、網状脈、基部は心形、先は鈍形。
下部の葉の先に茎を高く直立し、頂部付近に花を1~8個、横向きにつける。
花は花被片6個、大きく開かず筒状、先端がやや開く程度。
花被片は緑白色、内側の先や奥に赤褐色の斑点がある。
雄蕊は6個、花糸の長さが少しずつ異なる。花柱は長く、柱頭は三角状。
オオウバユリ var. glehnii は、中部地方以北に分布する。
花つきが10~20個と多く、全体に大型で、高さ2mに達するものもある。
*       *       *
泉の森には、姥百合の群生地と呼ばれる場所があるが、今は群生ほどではない。
隣の森のはらっぱの方が咲く風情は良い様に感じる。
薄緑色の花姿は、ちょっと異様な感じがする。
花の咲く頃には葉が落ちてしまうので、葉(歯)が無い!?!
「姥」のイメージだとか。しかし、根元だけには葉が残っていることが多い。
花の命名にも時代感覚があって面白い。

「令和陸年(皇紀2684年)7月23日、記」


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