4月
11日,
2024年
《 雅羅・/・襍録〝桜'24-4〟❖ ’24-102❖ 》

学名:Cerasus × furuseana nothovar. furuseana ‘Minobu-zakura’
Cerasus × furuseana (Ohwi.) H.Ohba
別名:ヤママメザクラ(山豆桜)
ヤマザクラとマメザクラの両種の特徴をあわせもつ交雑種。
開花が進んでも、花弁にはうねるようなしわが残っている。
ミノブザクラは昭和24年植物研究家、古瀬義氏が身延山願満堂で採集。
その樹木を大井次三郎博士が、昭和26年に身延桜と命名した身延山固有種。
山桜系と豆桜との交雑で、山桜の特徴が強い白色系花弁を持ち下向に咲く。
控えめで清楚な花だが、満開時の様は楚々として綺麗と聞く(未見聞)。
身延桜は、久遠寺境内でしか観られない希少・貴重な桜である。
境内甘露門脇、身延山大学図書館脇の斜面(道路寄り)、ご廟所の三ヶ所に現存。