《 備忘録(12月に観たい〝樹花〟)!?! 》
海岸風衝地では、匍匐化する。樹皮は淡灰褐色でなめらかで浅い縦皺がある。
本年枝は淡褐色で短毛が密生、時に無毛のものもある常緑灌木。雌雄異株。
葉は互生し、葉身は倒卵形で側枝は2列、縁は裏に反り返り緑白色小花を多数つける。
葉腋に淡黄緑色の花が纏まって付く。花は直径5mm程で鐘形。下向きに咲き臭気がある。
雌花は、雄花より更に小さく直径が約2mm程。雌蕊が1個、雄蕊は退化している。
雄花には雄蕊が10数個あるが、雌蕊は退化。雌蕊の花柱は3裂する。
花弁は、白く五枚でツボ状に寄り添う。萼片は5個。花柄は長さ2〜3mm。
果実は液果。直径約5mmほどの球形。11〜12月に黒紫色に熟す。
中に10〜20個の種子が入っている。種子は長さ約2mm、不規則に角張る。
表面は暗赤褐色で網目模様がある。花期は11〜12月。
花と一緒に付く黒い実は前年度に咲いた花後に成ったもの。
海辺に多く自生しているようだが、低垣(ヒクガキ)として多用される。
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身近な海岸では見られず、自生地を訪ねたい。備忘録とす^^)。
「令和伍年(皇紀2683年)12月05日、記」