先月末、所要で甲州へ。久し振りに甲府周辺を散歩した。
今年初の紅葉散策に秩父~笛吹川西沢渓谷を考えたが??
災害があって散策路が不通だったり、時間の問題もあって断念。
楽したい事もあって甲府盆地北側、荒川上流の昇仙峡を目指すことに。
正しくは、特別名勝・御嶽昇仙峡(みたけしょうせんきょう)と言う。
秩父多摩甲斐国立公園に属し、渓谷は遊歩道が整備されている。
柱状節理の花崗岩や輝石安山岩の奇岩群は、圧巻である。
甲府は、学生時代から幾度となく訪れた所。登山の途中での事だったが。
今は、甲斐市に属するが、茅ヶ岳という素晴らしい山も隣接している。
茅ヶ岳は、山の大先輩で尊敬する偉人、深田久弥さん・・・思い出の山。
そんな茅ヶ岳を遠望できる!!と、昇仙峡に行くことにした。
所要を済ませ、山に行く前に久し振りの甲府市内も観たかった。
甲府と云えば”印伝”目的のお店を探すも中々見つからず、更にはお休みだった。
今一箇所、訪ねたい場所もあったが時間の都合で又の機会に譲った場所、清運寺。
この寺には、”千葉さな子”のお墓がある。幕末の志士・坂本龍馬の許婚者??
千葉さな子は、江戸の北辰一刀流、千葉定吉(千葉周作の実弟)の娘。
坂本龍馬は、定吉の桶町道場の塾頭、さな子も免許皆伝の腕前であった。
竜馬とさな子の関係は、いかなるものであったか仔細は分からず想像するしかない。
墓石にある”坂本龍馬室”、再度この目で拝したくも思っていたが・・・!!
明治・・文明開化時代の一端を思える場所が甲府でもある。
さな子の墓を建てたは、自由民権運動家として知られた小田切謙明である(仔細略)。
その明治期を懐古する所が甲府駅の北側に”甲州夢小路”として出来たと聞き訪ねてみた。
謳い文句に、甲州夢小路、甲府時の鐘が目印で甲府城下町を再現、情緒ある空間とされる。
楽しみに出掛けたが、少し物足りなく感じた。
「令和肆年(皇紀2682年)11月10日、記」