シュウカイドウ(秋海棠);
和名由来は、カイドウに似て秋咲く事による由(今は夏に早くも咲く)。
塊茎で越冬、葉は互生、葉形が左右非相称が面白い。先は尖り基部は心形で縁が鋸歯。
茎頂の長い枝分かれした花茎の先に白色~淡紅色の花をやや垂れ下がってつける。
雌雄同株で雌雄異花。雄花は小花柄)が長さ2㎝位で花弁4枚、茎高60cmほどになる。
外側花弁2枚は大きく、内側花弁2枚は小さい。黄色の雄蕊が多数、下部で合着し球状。
茎は、太く多くの水分を含む茎は上方で分枝し、節は紅色をおびる。その姿は、綺麗だ。
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シュウカイドウは、江戸時代に園芸用に中国から渡来したと言われている。
シュウカイドウ科シュウカイドウ属には、日本の固有種・自生している種がある。
コウトウシュウカイドウ(紅頭秋海棠)といい、沖縄県西表島に自生している。
林下や林縁、苔の生えた岩上、岩礁海岸に自生している。
茎が立ち上がらず、横に這い根と根生葉を出す。根生葉は、ゆがんだハート形。
春に根茎から直接出た花茎先端が分枝し6~7輪の花を咲かせる。
「令和参年(皇紀2681年)7月28日、記」