《 “樹花(11)・_・春めく里山で”朴訥・/・視感》
“セピア的な色!?!” 今の季節、華々しい色彩を見せない森。
植物観察を始めた頃を思うと、白黒写真が脳裏に浮かんでくる。
“モノトーン”とは言え、微妙な色合いを懸命に追求したものだ。
懐古的ではないが、色彩豊かな画像に染まりすぎた感がある、今。
何処か色彩に飽きてしまった。暗褐色のモノトーンって心に響く。
今、主流のデジカメの技術的進歩、撮像素子の進歩は凄いの一言。
ライカのモノクロ専用機、更には、中判一眼レフの出現に時代を感じる。
白黒だけが“モノクロ”ではありません、とデジカメ製作の技術者は云う。
色とりどりのモノクロ、そんな感覚でものを見、自分の世界で楽しむ。
“セピア調”そんな表現が、僕の中では、新しい感覚として映る。
「2020/02/29泉の森=郷土民家園」