《 “風習”!!❖ 20-16❖》

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民家園の「目カゴ」飾り。
民家園の天上に不思議な雲が見えた。
飛行機雲とも違う!?!

《言い伝え・風習(1)・_・春⇔「ヨーカゾー」!!”》
大和(関東一円)では、12月と2月の8日を「ヨーカゾー」と云ってきた。
この日は、「一つ目小僧」がやってくる日なんだそうだ。
この日に「目カゴ」(目を粗く編んだ竹籠(かご))を竹竿の先につけて、
家の軒先や庭先に立てる風習があった。
言い伝えによると、一つ目小僧は12月8日に各家を訪れ、
災いを与える家を帳面に記した。
その帳面を2月8日に取りに来ると約束して道祖神に預けて行くので、
災いを避けるために1月14日のセート焼き(道祖神の火祭り)の火で、
帳面を燃やしてしまうのだと言い伝えられてきた。
**今で言う「左義長」「どんと焼き」もセート焼きの一種**
目カゴを飾るのは、一つ目小僧が目の多い物に驚いて逃げるからに由。
この様なヨーカゾー伝承に因んで、民家の軒先に目カゴを飾り付けた。
*      *      *
民間伝承って興味深い。神様仏様混淆、日本の民間信仰を物語っている。
1932年(昭和7年)に座間市(大和市の隣)市内の墓地から、
眼窩が一つしかない頭蓋骨が掘り出されたことがある。
行き倒れの末に野犬の襲撃などで命を落としたものと推定され、
供養のために「一つ目小僧地蔵」が建造され、
一つ目小僧の伝承と結び付けられて後に伝えられている。
この頭蓋骨の主、単眼症であったか??座間市栗原(芹沢公園の近く)。

「2020/02/02 泉の森・民家園」


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