《時節・_・襍感⇔“里山も春めいて(2)!!”》
モミジイチゴ;別名: キイチゴ(黄苺)
葉の形がモミジに似ているので、モミジイチゴ(紅葉苺)という名が付いた由。
東日本の山野では、ごく普通に見られ高さ2m位になる落葉低木。
枝に棘が多く、葉は互生、卵形で葉柄は長い。
葉身は長さ10㎝前後の卵形~広卵形、掌状に5裂し、基部は深い心形。
中央の裂片は余り長くならないが、葉の形や鋸歯は変異が多く、切れ込みも様々。
葉裏は緑色。花は単生し、直径約3 ㎝の白色5弁花、葉の下に、下向きにつく。
花の後、 6月頃に果実は橙黄色に熟す。別名の黄苺名の由来である。
野イチゴは食べられる。野山の散歩の折、黄苺を見つけて食べるのは楽しかった。
中でも美味なのが、モミジイチゴ。熟した実はふわふわで野生イチゴの醍醐味。
だが静かに取らないとばらばらになってしまう。又、中に黒い小さな虫がいることがある。
果実は葉の下につき、直径1~1.5㎝。甘さはクサイチゴに劣るが、酸味があり美味しい。
「泉の森2019/03/17」