《時節感慨・・呟記・・》
“蚊遣器(かやりき)・・蚊遣豚(かやりぶた)・・蚊取線香(かとりせんこう)”
団塊世代の僕には、蚊取り線香は、懐かしい響き・・夏の必需品だ。
最近の蚊遣器は、電気マットや液体装てん式(いわゆる「ノーマット」)が殆どだろう。
それより日常生活でエアコンを使うことから外気を室内に取り込むことが無い。
懐かしいだけ、であってもどことなく手放せない夏の必需品(置物としても)。
蚊取り線香用器具として、何故に豚なのかは知らないが一寸微笑ましい。
若い頃、会津喜多方から大峠周辺の村落を尋ねながら米沢に行ったことがあった。
喜多方ラーメンは、その頃すでに知られていた(40年ほど前)。
又、下駄屋さんも有名であった。今でも手作りの下駄屋さんがある。
以前の米沢は、古道具屋さんが結構あった。古成島の良品等が安価で売られていた。
そんなおりの写真がどこかに保存してあるのだが、みつからない。。。!?!
旅・道具収集、古い成島の食器は、地味だが美しい。今でも食卓を楽しませてくれている。
そんな旅先でも蚊取り線香・蚊遣豚は、常備品だったと思う(全国各地で見た)。
我が家でも飾り的には、今でも出番がある。眺めているだけでも楽しい。。。!
陶器は、ヤッパリ日本の文化そのものではなかろうか!!
愛知県常滑市周辺は、「蚊取り豚発祥の地」と云われているらしい。
東京・新宿の武家屋敷跡から江戸時代末期の「蚊取り豚」が出土している。
蚊取り線香自体は、明治に入って出来たらしいが、杉の葉等を燻して「蚊取り線香」的に!!
古くは、猪の形をしていたとする話がある。猪が「火伏せの神」として信仰されてた事による。
諸説在るらしいが、「蚊遣り豚(かやりぶた)」なる言葉は、民俗学的な要素も大きい!!
夏の風物詩、「蚊取り豚」、今年の様な暑さの中でも部屋に置くと心地良くかんじる。
蚊取り線香・・・線香~~たなびく線影は、日本的って感じる!!
やっぱり・・・電子蚊取りは、ピント来ない。豚を形どったものでも。
煙^^)が何となく好きだ(今のような時代になったからかもしれない)。
線香に、風をイメージする。日本的文化を想像できるのである。
古い仏典の中に「細香(ほそか)」という表現が記されている。
この言葉、竹やぶを通って行く風を表したものだ。心に響く、とっても心地良い。
木の文化、自然環境下での木・樹木を考えさせられた、今年の夏。
色々雑多に思った今年の夏・自然環境。そんな夏も終わりに近づいている、が。。。!
今日も一日、、、めちゃくちゃアツかった!!
ワオ!と言っているユーザー
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