6月
1日,
2018年
“温故知新・憲法問題”《凡声・/・囈‘18-05》
関東でも梅雨入り間近か、等と思うと気が重い。日本も北朝鮮問題で正念場を迎えそうだ。
そんな中でも政争に明け暮れている国会議員、外交を政府に任せっきりで良いか???
与野党関係なく、今の日本にとって重要外交課題は、拉致被害者救出問題だろう。
日本人、国民として、拉致被害者全員帰国を一日も早く、と一丸となって望むべき時だ。
解決に向けて国民総意で表明すべき時なのに国会で繰り広げられてる事々は何だ!?!
1年以上も審議しながら「権力者」の不法行為は、見つからなかった「もりかけ問題」。
多大な経費・労力を費やしても重大な瑕疵は、出てこない。屁理屈ばかりの悍ましさ。
皐月晴れの空を見上げ、地の野草を見てると斯様な静かで心和む状態に早く成る事を、って願う。
愈々、米朝のトップ会談が、流動的で不安でいっぱいであるが、開催されそうだ。
国民の代理・代表として与野党関係なく、一丸となって外国と対峙してほしいょ、まったく?
日露のトップ会談、北方領土問題進展は??? 戦後70年も経過してしまった。
今回の日露会談で少しの動きは望めたか。注目したは、欧米制裁が厳しい中での国際経済フォーラム。
ロシア政府の主催に日本の総理とフランスの大統領が顔を合わせた事は意義深いことだった!!
だがこの国際経済フォーラムについて、日本のメディアは余り取り上げていないのは何故???
プーチン大統領・安倍総理大臣・マクロン大統領、どんなフォーラム内容だったのか気にかかる。
過去の歴史的経緯を踏まえての国際関係、日本経済の存在感、北朝鮮問題に直結しているではないか。
現在の国際情勢下で外交・安全保障問題で支障をきたしているのが、日本国憲法の内容である。
今年に入って俄に騒がしくなってきた「憲法改正議論」だが、議論自体を封じようとする勢力もいたり?
現実的に憲法9条改正が第一義と囁かれるが、根原的背景、而して憲法前文との関連を熟知すべきだ。
万が一にも、憲法改正が行われる方向に進むたとしたら・・・難しい表現・文言の是非も考えてほしい。
これ等を踏まえて国民は、納得の深度に関係なく、最後は、国民審判、是非投票が行われる。
そんな国民投票をする前に憲法の概要、中でも最も重要な「前文」を頭に入れておかなければ、って思う。
そもそも憲法改正を考える時、国民として根底に意識すべきことは、国外、異国との協調ではなかろうか。
伝統・歴史(日本独自の文化)これ等を尊び世界と対峙できる基本法的憲法を将来に改正、否、編纂すべき。
第二次大戦後、と言われ70年あまりの中でソ連との北方4島問題、韓国の慰安婦問題、沖縄問題、
更には、中国の天安門事件問題等々、日本国民は全体的歴史事象に無関心、と外国から見られているやに思う。
事実、マスコミも含め、国会人、言論人も外交問題・憲法問題、とりわけ安全保障問題を討論して来なかった。
その結果としての歪は、沖縄の基地問題に端的に現れている。今現在、日本にとって、米軍基地は不要か??
国際連合の監視下に置かれた敗戦国日本、そこから民主主義国家として漸くここまで来られた日本。
おかげか、否か?この70年余り異国との大きな揉め事や侵略は全くなかった。例外が、拉致問題だろう。
今の平和状態は「憲法第9条」のおかげである等と、まじめに主張される方々がいる。
果たしてそうだろうか?? 大いに疑問を持つ。「拉致問題」を思うとため息しか出ない。
拉致に関与した人々、更には、拉致した国を援助してる組織等々、不可思議にも黙視して今日がある。
野党国会人も報道機関も拉致問題を「もりかけ問題」の如く追求、報道発表し続けた事があっったか??
更には!!覇権的政策をとっている中国と対峙できているのは、日米の協力があってこそだろう。
結果論かも知れないが、日本国内にある米軍基地の存在意義は実に大きい、といえまいか。
国会中継を観ていて唖然とする。些細な事だが「もりかけ問題」を追求している野党の面々に聞きたい。
ご自分達の発言は、なんでも許されるのか、と??過日も酷い質問場面を観た。。。!!
総理にメモを手渡した秘書官を頭ごなしに怒鳴りつけた野党議員、高圧的な恫喝、と映った。
野党議員(代表質問者だ)は、大声で怒鳴るが与党議員がかような事をしたらどうなるのだろう!?!
国会中継は、全世界で観れる。今の国会の姿を異国人は、なんと感じているだろう??
重大局面の国際情勢下にあって、のんきな事を言ってる場合か、って一国民でも不可思議に思う。
国際社会にあって日本の立ち位置、国策・方向性等々、はっきり・真摯に表明する。
KYとか言う表現があったようだが、今の野党人、ホント「空気が読めない人たちだ」。
敗戦国として70年余り過ぎた。戦争・戦闘はあってほしくない。当然のことだ。
過去の教訓、戦争はしてはならない、軍国主義反対も納得行くことである。
だがしかし、核保有し、しっかり軍備してる国々が、日本の軍備反対とは、これ如何に。
日本国内に居ると、世界の紛争地現場の人間模様など全く伝わって来ない。
地上波と云われるメディアが正確に伝えない、ある種、偏向報道がまかり通っている。
幸いネットの普及で様々な報道を見聞きできる。又、ネットの恩恵に預かってもいる日本。
「安全」と日本は映るのか!! 日本各地は、異国よりの訪問者が増え続けていると言う。
日本人が、関心を示さなかった過疎地にも外国人訪問者が増えている。
何ともおかしな現象だ。ある意味嬉しい事だが、我々自身、自国の歴史・文化を見直すべきだ。
鎖国時代の江戸期に出来上がった「武士道」精神や「和」の文化を羨望の眼で見ている外国人。
衣食住、いまある日本の姿が全世界の人々から注目されてることを我々日本人自身が心するべきだ。
平たく日常の食生活の変化を考えみるとなんとなく分る気がする。朝晩の食事スタイル等で。
個人的な体験でしかないが、旅先で頂く食事に接する時々、和洋折衷感が観える!?!
夕食に日本的料理を出すところでも、翌朝のスタイルは、西洋的なものが多い。
総てに徹底して和風・洋風を供するところもあるが、日常生活も含めて和洋折衷感あるのも事実。
日本独自の風習・文化を根底に置くも異国文化との協調を以って、日本の立ち位置を模索したいものだ。
はなしを戻して、現行「日本国憲法前文」って、読んだことある!?!
現、日本国憲法 前文;
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、
われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、
わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、
政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、
ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、
その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。
これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。
われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、
平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、
名誉ある地位を占めたいと思ふ。
われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、
政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、
他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。
* * *
国民主権と代表民主制、平和的生存権、 国際協調主義、日本国憲法の崇高な理想を謳っているが、
歴史、日本固有の伝統文化をも、「前文」に表記すべき、と思って止まない。
敗戦によって出来た憲法である。そんな経緯をふまえて、独自性あるものに進化させる。
而して現代日本を取り巻く環境、現代人の生活文化等々、制定時とはかなり変化している。
「平和憲法」とは何か、を今こそ真摯に考える時期と思える。
古代から鎖国時代(江戸期)に至るまでに出来上がった日本的な「和の文化」。
全世界唯一の天皇制は、誇れるものである。ここから今こそ真摯に国民も考えるべき時と思う。
来年には、現天皇の譲位が行われる。考えるに良い時ではないだろうか。
大東亜戦争に敗れ、敗戦国として新たな出発をして70年余りをもった。
日本人的な敗戦前後の人間模様、そんな激動期を実際に知るものが少なくなってきた。
今、と云う時期に明治・大正・昭和・平成と流れた時代をつぶさに記録し将来を思考すべきだ。
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