『タンポポ(蒲公英)』・・・里山散策。


春の代表的な花・桜、道端・野原では「タンポポ」。僕の生活歓だ。子供の頃、野山を駆けずり回っていた頃から見慣れてるタンポポ。でも今見れる殆どのタンポポが外来種の西洋たんぽぽ。現在、東京周辺には4種類の自生タンポポが見れるらしい。帰化植物の西洋タンポポは、勢いよく根ずき在来種にとって変わろうとしている。最近、関東タンポポと西洋タンポポの自然交配したもが見つかったとも聞いた。白い花のものもある(九州に多い)。細かな種類は別として人間を楽しませてくれているタンポポをながめていると、人間社会の民族種族を思えさえもする。我が生活地周辺の道端等で咲き誇っているのはすべて西洋たんぽぽである。関東たんぽぽ(日本たんぽぽ)を親からは、鼓草(つづみぐさ)と呼ぶとも聞いていた。茎の両端を細かく裂くと、そり返って鼓のようになるからだとか。調べて見ると名前の由来は、種子の冠毛が丸く集まっているようすが「たんぽ=綿を丸めて布などで包んだもの」に似ていることから「たんぽ穂」と名づけられ、たんぽぽになった、とあった。我が両親は、植物好きで温室を2つ、鉢植えだけで数百、庭には5〜60種類の植物・木々が四季折々、われわれの目を楽しませてくれてる。そんな環境の中で、おのずと、植物が生活の一部になっていた。

鎌倉の3大緑地が、ほぼ全域に渡って保全される事が決着した。20年以上に及ぶ保全運動の努力が実を結んだのだ。そんな緑地に西洋たんぽぽが、あるか否か、たずね里山に入ってみた。三大緑地の1つ台峰に隣接する自然公園は人間の手で過剰整備した故か?関東たんぽぽを見つけられなかった。かつての、自然植生を度外視して本来その場に無かった花々が植えられ、、、訪れた人々を和ませてはいるのだが。しかし、言わせていただければ、種類は少なくとも長い年月で出来上がった生態系を崩し、みてくれだけの美しさにしてほしくない。自然のままであってほしく思うのだ。今日、訪れた「広町の森」は、殆ど、人工的に手が加わっていないところだ。2週間前には、まだ蕾だった、たんぽぽが、いっせいに咲き誇っていた。他に、オオイヌノフグリ、ヒメヘビイチゴ、サクラソウ、マルバコンロンソウ、カントウマムシグサ(テンナンショウの仲間・大桁山)、浦島草 (うらしまそう)等々。
目当ての関東たんぽぽが、誇らしげに咲く風情を見ていて「人間は、手を加えてはいけない」と、つくづく思った。それと同時に、西洋たんぽぽを寄せ付けない環境!!日本固有の在来種のがんばり??、何か、とても嬉しかった。
関東たんぽぽの見分け方は、蕾・花の時期に、総包(萼・萼片、ガク)が花にくっついて立ち上がっている(関東たんぽぽ)か、または、反り返り(西洋たんぽぽ)、下に向いているかだ、と聞いている。
たんぽぽは、食卓をかざりもする。若葉はそのままサラダで。ほんのりとした苦味が心地良く広がる。夏を過ぎた葉は、生ハムと一緒に食べると格別で・・。花は玉葱やコーン等と油で炒めて。根は皮を剥き、白髪葱状にしてサラダ。またキンピラにしても美味しい(子供の頃からたべてます)。ち
ちょっと苦みがあるところがいい。根はコーヒーの代用にもなる(根を干して、フライパンで炒り、コーヒーミルにかければOK)。葉を煎じて飲むと利尿剤として効くそうで、古くから薬用として使われている。色々なことを思い巡らして、気持ちよく、帰宅に付いた。途中、知人より生チョコレートをいただき、今食べながら、これを打ち込んでいる。実にすがすがしい時間を持てた一日であった。
(2005.4.26文章を少々修正)

#自然

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もう、綿毛になってますか?(=○=)
ガーデニングが流行り初めて、道々にきれいな花を年中見ることができますが、ブロック塀の隙間から、「どうやって出てきたの?」というタンポポを見ると、愛しさと強さと厳しさを感じます。それでも、自分から探さないと、見ることが出来ないなんて、不自然ですよね。
あるのが普通だから見ないのではなくて、おのずから飛び込んでくるくらいの勢いが、なくならないように、するのに、20年かかるんですね…。見えないように隠してしまうから、自然の驚異…土砂崩れや地盤沈下やにおびえなければならないのかもしれません。

おはようございます@ぱとでした。
投稿日 2005-04-25 06:00

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早起き・・寝坊^^なんでしょうね、皆生き物には固有の個性があるんでしょうね!!
表面的には、生活環境の中で「鑑賞」的には実に綺麗に・・・でも人工的です。自然植生の中でその土地にあった野生の草花を「雑草」と呼びますよね。それらの植物に自然界の妙、を感じます。
投稿日 2005-04-25 17:02

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根をコーヒー代わりにしてみたことありましたが、サラダにしたことはなかったです。

タンポポ生えなくなったらお終いですね。
投稿日 2005-04-25 18:00

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ゴンタさん、コレ探してサラダでどーぞ(イタリアン・ダンデライオン)美味しいですよ。
投稿日 2005-04-27 04:30

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zakkaさん
初めまして。
フリーソフトを紹介して頂きありがとうございました。

ヴリ−ツェンの桜。
読後、感激いたしました。
世間には知られない偉人や優れた人が多くいるのですが、残念ながらマスコミを賑せない限りひっそりと記憶のなかから消えていくものですね。
しかし、何かの形で文章として残ると、それを見た人の中で琴線に触れて、感動を覚える人がいるものです。
私も明治22年生まれの医師を追いかけていますが、文章力がなく、温存しています。

PXやIVYルックなど懐かしい響きを感じます。
そういえば、幼い頃ACCへ行き、USAの雑誌を見て、自動車やボート、家電製品をみて、余りの違いに驚いたものでした。USAの雑誌のインクの匂いも独特でした。

投稿日 2005-04-26 11:48

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snailwalkerさん、是非にお医者さんのお話、紹介してください。楽しみにしています。きっと^^ですよ、待ってます。

ACC・・どちらでしょう。高校生の頃は、横浜(山下公園の向かい側にあった)のACCに行きました。古い洋館で、床がミシミシ、司書のお姉さんの対応が、カッコよかった!!American Womens Clubのスタッフだったんですね。大学に入ってからは、浜松町のACC
赤坂見附に移ってからは、余り行かなくなった。山に行くことが多くて。留学された方達は、当時皆お世話になりましたね^^。ありがとう・・・です。”Look”を小脇に抱えて突っ張っていました。
投稿日 2005-04-27 04:51

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私の育ったところに現在は住んでいます。
と申しますのは、独りの頃は東京都内、就職して関西へ、再び故郷へ戻り、所帯を持って、札幌へその後東京へ移り、また故郷へ戻った次第です。

bloguruに行動範囲を記載してありますので想像がつくと思います。
(勿体をつけて)

関西弁で言う「エエカッコしい」でしたから、USAに憧れていたものです。
勿論VANやKENT。TEIJIN SHOPなど利用しました。
娘二人も5年間のヴィザをもってあちらにいっていましたが、昨年それが切れる為に戻ってきました。本当は永住したかったようです。現在は同居しています。
カミさん一人(当たり前ですが)と4人家族です。

さて、小生の行ったACCは何処でしょうか?
次のコメントで明らかにします。
医師の件は原稿用紙50枚に纏めてはあります。
もう少し、脚色して枚数を増やすつもりです。
機会がありましたら、披瀝いたします。
今後とも宜しく。
投稿日 2005-04-27 05:19

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Ohhhhh~~o!!
Teijin・・・って、Teijin Mens Shop ??
数寄屋橋阪急・・千疋屋の向かい側・・確か大阪にもあったような(昭和40年中ごろまで)。チェーン店化してしまったが。千疋屋を見ながら、暮れにバイトをしてました(売り子)。3年の間。星野醍醐郎(服飾デザイナー)ご存知ですか??snailwalker さん。ブルックス、通販で・・でしたねぇ^^。
投稿日 2005-04-27 07:43

ワオ!と言っているユーザー


いやはや、つい昔の話になります。
昔々の話。渋谷に住まいしている元彼女と宮益坂から246を青学〜青山一丁目まで良く歩いたものです。
Teijin Men''s shopは青山の246号沿いにあり、確かに数寄屋橋阪急の斜め向にもありました。大阪の心斎橋近くにもありましたが、昨年、青山店も閉じたと聞いております。星野醍醐郎氏の名前は知っております。
ブルックスが日本の青山に出店と知り驚いたものでした。
コメントではあまり詳細はお話できません。
差し支えなければ
snailwalker@gmail.comにてお話致します。
投稿日 2005-04-27 17:40

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