“山茱萸”《襍木 ・/・古往今来338》


サンシュユ(山茱萸) ミズキ科(Cornaceae)
学名:Cornus officinalis Sieb. & Zucc.
別名: ハルコガネバナ(春黄金花)、アキサンゴ(秋珊瑚)

高さ5mくらいの落葉小高木。江戸時代中期に薬用植物として渡来した。
葉は対生し両面に毛が有る。表面は光沢を持ち裏面の脈腋に褐色の毛をもつ。
ハルコガネバナ(春黄金花)の別名を持つように、
葉が出る前に美しい黄色(黄金色)の小さな花を枝先に20-30花ほどつける。
果実は秋に赤く熟し、垂れ下がる。
果実が美しいためアキサンゴともよばれ、春と秋に2度楽しめる花木である。
仲間にはヨーロッパが原産のセイヨウサンシュユがある

研究者ノート(筑波大学;國府方吾郎)
早春に、小さく淡い黄色の花を咲かせる落葉小高木です。
そのため、ハルコガネバナの別名もあります。
もともと朝鮮半島原産で、日本には江戸時代に導入されました。
この果肉を乾燥させたものが滋養作用のある漢方薬「山茱萸(さんしゅうゆ)」で、
その薬品名が和名にもなっています。
また、果実は漢方薬だけでなく、果実酒にも利用されます。
現在では、薬用というよりも観賞用の植物として親しまれている植物です。
また、刈り込みに非常に強い木ですので庭園などでもよく利用されています。


3月6日誌「鎌倉市一の谷」

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