“猿の腰掛”《襍観 ・/・古往今来322》

画像の猿の腰掛、伐採された樹にあった。
はっきりとした名前を選択できなかった。
こうした菌類は1年中見られるが、周りに草花が覆って見つけにくい。
今の季節が最も探しやすい。


サルノコシカケ(猿の腰掛)今関六也先生談

担子菌類、サルノコシカケ目サルノコシカケ科・マンネンタケ科・キコブタケ科の菌類のうち、
とくに木質で多年生となるキノコを総称した一般名。
立ち木または枯れ木に生え、棚形か馬蹄(ばてい)形に発達し、年々成長を続けて厚さと幅を増す。
数十年を経過した巨大なものは径1メートル、厚さ数十センチメートルにも達する。
キノコの下面には無数の微細な管孔(くだあな)が密に並び、その内面に胞子をつくる。
管孔は1年ごとに新しく下側に形成されるため、キノコを縦断すると管孔部には多くの層が認められる。
サルノコシカケは種類が多く、分類には顕微鏡的特徴も加えなければならないが、
縦断面の組織(傘の肉)の色で大別すると次のように分けられる。
傘の肉が白色ないし黄白色で、針葉樹に生えるツガサルノコシカケ、エブリコ、オオシロサルノコシカケ、
広葉樹に生えるカシサルノコシカケ、ニレサルノコシカケ(いずれもサルノコシカケ科)。
これらはいずれも普通にみられる木材腐朽菌で、
立ち木に侵入すれば心材または辺材を腐らせ、風倒、風折れの原因となる。
こうしたことによって森林は壊滅的被害を受けることがある。
また庭木、公園木、街路樹なども、こうした木材腐朽菌により風折れする事があり警戒しなければならない。
ただし、木材腐朽菌が直接に木を枯らすことは少なく、
木が材質腐朽病をおこして折れやすくなり、それが枯死の原因となることが多い。
なお、サルノコシカケ科のカワラタケには制癌(せいがん)成分が含まれるといわれる。


2月18日誌「大和市・泉の森」
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