ガガイモ(蘿藦・蘿芋) キョウチクトウ科(Apocynaceae)
別名:ゴガミ, クサパヤン
学名:Metaplexis japonica (Thunb. ex Murray) Makino
日当たりのよい野原にはえ、長く伸びるつる性の多年草。
地下茎で繁殖し、茎は切ると白色の乳液が出る。
葉は長さ5-10cm位で長卵状心形で対生する。
葉腋に総状花序をつけ星型で内部が淡紫色の花(1cm位)を十数花つける。
袋果は長さ6-10cm位、熟すと片側で裂け褐色の種子を出す。根は有害。
花名は、ガガミイモの転訛、葉が亀の甲羅に似ている為、スッポンの意味であるゴガミ??
かがまなくちゃ見れない場所に生えているからカガミイモ、略してガガイモ、とか??
諸説紛々。毛が多い星形の花は面白い。芳香もある。若芽は食べられる。
種子の絹糸状の毛は綿の代用として針山や朱肉などに用いられた。
種子を乾燥させたものを蘿摩子(らまし)といい、血止め・強壮薬に用いられた。
花冠が白色のものをシロバナガガイモという。