あなたは見てはいるが、観察していない(2)
7月
4日
昨日の続きです。
観察について考察しています。
まず、観察する事で、単に見るだけでなく、様々な関連する情報を得ることが出来るようになります。
そして、得た情報が、自分にとって役に立つかどうかを判断する事が出来るようになり、次にどうすれば最適なのかという「行動」に結びつけることが出来るようになると考えています。
結果的に、日頃から観察する事で、判断力も向上し、スピード感を持って、色々な出来事に対応する事が可能になると思います。
私たちが、「観察」という言葉に最初に出会うのは、恐らく小学校の時の理科の授業ではないでしょうか?
植物の成長過程の観察や、なにかしらの実験の様子を観察し、そして記録する事を教えられたと思います。
しかし、大人になるにつれて、物事を注意深く観る事を忘れ、ただ目の前の現象を「見る」事に慣れてしまっているのではないでしょうか?
しかしながら、現代社会においては、ただ見るのではなく、いかに注意深く観ながら過ごす事がとても大切な時代になりました。なぜなら、昔に比べて、物事を、時間をかけて考えながら判断する時代では無くなった事があります。情報自体も、膨大な量ですし、その大量な情報の中から、スピード感を持って最適な選択をするには、的確な判断をするための訓練が必要です。そのためには、常日頃から観察力を養っておくことで、対応が可能になるからです。
(明日に続きます)