PSPは、SAS70監査を終了報告書の発行をうけました。
SAS70について
SAS70報告書は、企業とその会計監査人がサービス機関の内部統制を検証するために、以下のように利用します。
財務諸表監査において、会計処理に関係する内部統制を識別し評価することは、必須の監査手続です。したがって、企業が会計処理に関連する業務を外部のサービス機関へ委託している場合、その企業の会計監査人は当該委託業務に関する監査を行う必要があります。会計監査人のサービス機関への監査には2つの方法があります。ひとつは、会計監査人がサービス機関において直接検証手続を実施する方法。もうひとつは、サービス機関が受領するSAS70報告書を検討する方法です。つまり、サービス機関が独立監査人の意見表明を受けたSAS70報告書を受領している場合は、会計監査人はサービス機関に対する監査を SAS70報告書の検討に代替することが可能となります。
財務諸表は企業の財務活動だけではなく、日々の様々な業務活動の結果として作成されます。つまり、企業活動のほとんどは財務諸表を構成する一要素であり、財務諸表監査の対象となります。したがって、SAS70報告書は財務諸表監査に関係する多様な業務を対象としており、米国ではデータセンター、電子認証局およびネットワークサービス企業等がSAS70報告書を受領し、Webサイト等を通じて積極的に自己の内部統制の有効性をアピールしています。一方、日本国内では信託銀行が受託資産の運用業務に関するSAS70報告書を受領することが契機となり、その他の分野にも普及しつつある段階ですが、今後は米国と同様に幅広い業種に展開していくことが考えられます。
参考サイト
http://www.er.tohmatsu.co.jp/keyword/html/key020.shtml
http://www.atmarkit.co.jp/im/cits/serial/soxfw/07/03.html
http://www.kpmg.or.jp/resources/keywords/sas70.html
http://www.pjcinc.jp/sas70.html
http://blog.isovocabulary.com/16_riskmanagement/sas70/
日本国内で SAS70 監査を受けている企業
http://jp.fujitsu.com/group/fip/release/2008/20080416.html
http://www.ctc-g.co.jp/corporate/press/2009/0420a.html
http://www.dir.co.jp/release/2009032301.html