もの造り
8月
10日
(1)壊れないものを作るために全力を尽くしてつくる。
(2)ものは壊れるのは当たり前。だから安くは早く修理できるようにつくる。
言うまでもなく信頼性は(1)のほうが高い。日本のものづくり多くはこの(1)の考え方だ。ただ、問題なのは壊れた時に修理ができない・時間がかかる・費用が高いというところだ。
(2)はアメリカ的な考え方。(1)と比較して品質は良いとはいえないが、壊れた時のダウンタイムと修理費用が少ない。
その一番良い例が、車のエンジン。基本的にアメ車の V8 エンジンは 1960年台から進歩がない。しかし、壊れた時に修理が簡単。入れ替えをしたって日本社のエンジンと比較すれば半額以下・・・もちろん60年近く使ってきたエンジンだから修理できる人も多い。
コンピュータ業界も同じだ。コンピュータは5年も使えば骨董品。それを考えると5年持てば良いと思えばコンピュータの選び方も変わってくるのではないだろうか? そういう面で日本は R&D と製品の完成度の高さに時間をかけすぎているように感じる。それでは世の中の変化には追いつけない。そういう時代の終わりを早く自覚すべきだとおもます。