少し前から余命一週間だとしたら、どうするか?
などと考える時がある。
布団から起き上がれなくなり、これは良くなるのだろうかという
状況に陥った時からそういう思考も出始めた。
その時に真っ先に手続きしたのが、農業団体からの脱退申請だった。
(良くなってから再加入申請をした)
そういう状況から少し回復してから行ったのが、
先祖代々伝わる農具の処分だった。
生まれて一度も使った所を見たことがないものや、
老朽化して使えないものなどをまとめて処理業者に引取ってもらった。(〇〇万円)
なので、息子が農具でわからない事はだいぶ少なくしたつもり。
何が一番面倒かと言えば、支払い先が不明なものの扱いだと思う。
極力、銀行の口座振替で支払先は明示しているものの、
ネット上の支払いはとても分かりにくいので、これは一週間ではムリだと思う。
死亡すれば該当口座が使えなくなるから、
サービス会社で利用者死亡と気付いて、対処はできるだろう。
私物は、布団から起き上がれなくなり少し回復した時点で、
CD、DVDのほとんどは中古屋に売った。
手元に残るのは、数台の古いシンセサイザー、アコーディオン、書籍、
数足のランニングシューズぐらいか。
車も売り、これと言って特に何も無いようなもの。
せいぜい、アコーディオンを誰かに譲渡するだけだと思う。
世界中何処に行っても空気があって風が吹いている。
どこに行こうが大して変わらないよ。という母親の座右の銘だけど、
これに限りなく近く、一週間は家で静かにしているのだと思う。