般若心経・現代文解釈 2024.03.07 (更新 2024.03.09)

人間の生死については、死ねば生まれ変わる、死ねばそれで終わり、など
人により考え方はいろいろあると思います。
般若心経を読むにあたり、死ねば生まれ変わるという前提で書きます。

私は仏教家庭に生まれたので仏教を信じていますが、
これまで幾つかの理由で有名な新興宗教に２つ入信した経緯があります。
新興宗教に入信したからと言え、病気にならないとか、長生きするとか、
は感じられず、どちらかと言えば早死、一人寂しく死ぬ、
という方が信者で周りに多かったと思います。
芸能人の誰かが今度会合に来るようです！などと言った話を聞く度に
なんだか宗教とは違うのではないかと違和感を覚えたものでした。

何が言いたいのかというと、神仏や新興宗教には全然興味が無くていいという事。
むしろ、無神論者の方ほど般若心経の経文を先入観なしで読んで唱えた方が
いいのではないかと思っています。

私が般若心経の意味を知りたくて手に取ったマンガ本は、
著者様が無神論者と言っていますので、
誰でも気軽に読めるマンガ本で良かったと思っています。

約１ヶ月半で読んだ、マンガ「般若心経のナゾ言葉」
から得た現代文解釈を書きます。（いつか加筆・修正は発生すると思います。）

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般若心経・個人的解釈　2024.12.31追記
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般若心経は、今を生きている私達への応援歌です。
お悔やみの時に良く耳にするものですが、忌み嫌うものではありません。
各々が上を目指して周りを思いやり活発に生きて参りましょうと述べられています。

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般若心経・解釈　開始
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一に瞑想、二に瞑想、三四が無くて、五に瞑想。

瞑想する事により、空（くう　*1）より智慧（ちえ）が降りてくる。
智慧が降りてくる事で、彼岸（ひがん）へ赴く準備が整う事になる。
彼岸（５次元以上の世界）へ行く事は悟りを得て、幸せになると言う事です。

ただ、肉体は５次元以上に行けないので、生身の身体では行けない。
死は悲しいけれど、実はそれは祝福されるべき事。
（死にも条件があり、自殺・他殺で早く死んでしまうと
　六道と言われる魂段階の「人界」以下から再スタートになると言われている。）

心が「無明」（むみょう　*2）の段階にあるうちは、瞑想から智慧を引き出し難いので、
無明から脱する努力が必要になる。

無明とは、欲望、執着、そして怒り、であるが、それら自分にふりかかる苦悩を
解消する術を今生で身に付けなければ、いつまでも生と死を繰り返す事になる。
経文⑦「無苦集滅道」にあたる事。

そのような事が般若心経に書かれています。
以下、用語などの詳細になります。

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無明からの脱出
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無明から脱する努力とは、具体的には何をどうすればいいのか？
それは、エゴイズム・我意識を排除する事。

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我意識の排除
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エゴイズム・我意識とは何を指すのか？
人間本来が持っていた心から外れ、歪んだ心。

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心の歪みの修正
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本来から外れた心とはどういった具合を歪んだとするのか？
本来から外れた心とは、、、
怒り、
むさぼり、
愚か（自分の心の醜さに気付けない）、
正しさを拒絶する（正しさに対して怒りで立ち向かう）
（間違いを間違いのまま押し通す）、
勝ち負けにこだわり、戦う心から離れられない、など。

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不幸になる三大悪
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怒り（最も自分の運命を決定的に悪くする！　間違いなく不幸になる！）
むさぼり
愚かさ

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入信は不要
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新興宗教などに入信し、御布施や奉仕活動などで心を清める
活動を考える人もいると思われるけど、入信する必要など無く、
ましてやお金を教団へ渡す必要もない。自身で瞑想すればいいのだ。

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瞑想が大切
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経文に何が書かれ、どういった意味のものかを
少しは理解が必要ではあるが、般若心経の経文には
何が無くとも瞑想が大切と書かれている。

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読経と瞑想
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般若心経の読経を行うと伴に瞑想が必要。

インドから中国を経て日本に伝わった般若心経。
経文はどうしても和訳できない発音があります。
経文を読経する事で、耳に入る「音律」が瞑想を促すことに繋がります。

般若心経は、葬儀などで唱えられるため、忌み嫌う人が多いと思います。
ですが、実は経文は私達が生きていく為のものにあります。

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ちえ
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知恵は、今日・明日・明後日を生き抜く為の知識ですが、
智慧は、生きてゆくための知識です。智慧は瞑想により導き出されるものです。

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用語
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*1　空（くう）　５次元以上の世界と捉えます。（私達は３次元に生きています）
*2　無明（むみょう）は、十二因縁で表される最初の心の段階。

十二因縁の無明から始まり老死で終わる、生死の輪廻を繰り返す事で、
六道と呼ばれる、魂が過ごす段階世界を上へ昇っていく。

六道も地獄界から天界までの行き来する為、それを六道輪廻と呼ぶ。
私達は六道の「人界」に居る。

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十二因縁
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①　　　　②　　　③　　　④　　　　⑤　　　　⑥
無明　→　行　→　識　→　名色　→　六処　→　触　→　

⑦　　　　⑧　　　⑨　　　⑩　　　　⑪　　　　⑫
受　　→　愛　→　取　→　有　　→　生　　→　老死

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六道
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[6] 天界
　　↑
[5] 人界
　　↑
[4] 修羅界
　　↑
[3] 畜生界
　　↑
[2] 餓鬼界
　　↑
[1] 地獄界

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般若心経・解釈　終了
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参考　瞑想のやり方
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椅子に座って目を閉じる

背骨は真っ直ぐ

鼻で呼吸

一点に集中（呼吸の流れの感覚だけに集中）

そのまま５分

URL：https://www.kadampa.jp/

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参考　般若心経動画
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ゆっくり　10分でわかる般若心経

https://www.youtube.com/watch?v=ySSYa4C6Pvo

【般若心経】長谷寺式朝勤行切り抜き

https://www.youtube.com/watch?v=PlviBHFZLjg

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参考　書籍情報
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書籍名　：マンガで解きあかす　般若心経のナゾ言葉
著者名　：桑田二郎
詳細URL ：https://x.gd/vZeaY

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参考　般若心経・経文
（PDF 0.5MB）
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URL：https://x.gd/G3Bup

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参考　般若心経・解釈メモ
（PDF 100MB）
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URL：https://x.gd/YG9xq